公務員の話

【公務員の話⑨】地方公務員の税務職員はどんな仕事をしているの?Part1(仕事の種類シリーズ①)

もぐすけ(@yuupro2020)です

地方公務員を目指していたり興味が出てくると

地方公務員ってどんな仕事をしているんだろう?

というギモンが出てくるんじゃないかと思います

 

そこで今回から、私が地方公務員時代に経験した仕事を紹介していきます

私が働いていたのは都道府県(北海道庁)でしたので、他の都道府県や市町村によって細かいところは違ってくると思いますが、地方公務員を目指している方の参考になれば嬉しいです

地方公務員のお仕事 ~税務職員編 Part1~

私は2002年~2019年の17年間、北海道庁で地方公務員として働いており、新人から始まって8年間を過ごしたのが「税務職員」でした

そこで、私が1番長く経験した「税務職員」の仕事を紹介していきます

どんな税金があるの?

〇 地方公務員は「地方税」という税金を扱っています(国は「国税」です)

〇 さらに「地方税」は「道府県税」と「市町村税」という税金に分かれます

〇 「都道府県税」で代表的なのは「自動車税」「不動産取得税」などがあります

〇 「市町村税」の代表的な税金は「市町村民税」「固定資産税」などがあります

日本の税金は、国が集める「国税」と、都道府県や市町村が集める「地方税」に分かれます

さらに「地方税」は「都道府県税」と「市町村税」に分かれていき、さらには「目的税」と「普通税」に・・・という感じで下の図のように分かれています

【出典:総務省[地方税体系]】

「地方税」だけでもこれだけたくさんの税金があります

とりあえず「地方税」もたくさんの税金があるということだけイメージしてもらえればOKです

税務職員の仕事① 窓口業務

〇 多くの住民と接するので、役所の「顔」と言っても過言ではない仕事です

〇 税金を受け取ったり「納税証明書」の発行来客者の用件を聞いて各係へ案内することがメイン業務です

〇 「税金の決算業務」「払い過ぎの税金の返還業務」を担当している場合も多いです

私が新人で配属されたのが「窓口業務の係」でした

窓口に来た納税者から税金を預かったり、納税証明書(税金を納付した証明書)を発行するという仕事もあります

また、窓口に来たお客さんの用件を聞き、担当の係へ案内もしなくてはなりません

 

北海道庁では、1年間に受け取った税金の決算や、払い過ぎの税金を返還する業務も窓口の係が担当しています

なかでも決算が本当に大変です

数字が1円でも違っていると大変なことになるので、膨大なデータと睨めっこしながらチェックする作業があります

 

あくまで私の経験上ですが、新人でこの係に配属される人はラッキーだと思います

【窓口業務がラッキーな理由】

① 来客者への話し方や聞き方など、接客の基礎がイヤでも身につく

② 仕事の優先順位を決める力が身につく

③ クレームを言われる機会が多いので、対応力やメンタルが強くなる

① 接客の基礎がイヤでも身につく

最初はキツいですが、上司や先輩の接客をお手本に1ヵ月くらい頑張れば、接客の基礎がほとんど身につきます

そうすれば、社会人として強力な武器となります

 

役所の仕事のなかでも、住民と接する機会が多い仕事は少ないです

工事の発注などで業者と話す仕事はありますが、個人の住民と多く接するのは税務や保健所、あとは生活保護関係の仕事くらいしかありません

 

特に、私たちにとって絶対に払いたくない「お金(税金)」を住民から直接預かるという仕事は他になく、民間企業と同等以上に高度な接客レベルが求められます

規模の大きな役所になればなるほど、しっかりした接客ができる職員はわずかしかいません

 

だからこそ、税務の窓口業務を担当することになったとしたら、かなりラッキーだと思います

接客のノウハウを身につければ、もし民間企業に転職することになっても役に立つはずです

② 仕事の優先順位を決める力が身につく

窓口業務を担当すると、いつ来客対応があるかわからないので、仕事が自分の思うように進みません

一方で、期限が決められた仕事や急ぎの仕事をしていかなくてはならないため、思いつきで仕事をしていては詰んでしまいます

 

そうならないためにも、仕事の優先順位をしっかり決めて、客さんが来ない間に一気に片付けていかなくてはならないので、自然にその流れが身につきます

この能力はビジネスマンの土台となる力ですが、公務員ではぜんぜんできない人も多いので、身につける環境としては最高です

③ クレームの対応力やメンタルが鍛えられる

窓口に来る人は税金の支払いが多いので、ほとんどがイヤな気分で来ます

そのため、時には理不尽なクレームを受けることがあります

 

あまりにひどいクレームは上司が対応してくれますが、ちょっとしたクレームなどは自分で対応していかなくてはなりません

各自治体で対応のマニュアルを作っているはずですが、実際はあまり参考になりません

けっきょくは実戦経験で身につけていくしかないんですよね

 

税務の窓口で仕事をしていれば、クレームへの対応能力がしっかりと身につきます

ついでにメンタルも鍛えられるので、少しくらいイヤなことを言われても何も感じなくなります

 

先ほどの接客能力と同じく、この力も社会人として強力な武器となります

さいごに

税務の仕事を1つの記事で紹介しようと思いましたが長くなってしまうので、今回は「窓口業務」の仕事をご紹介しました

「税務の窓口業務」と聞くとイヤなイメージが浮かぶと思いますが、社会人として一生使っていける対人スキルを身につけることができるので、貴重な経験になる仕事です

 

次回は「税金を課税する仕事」をご紹介します

それではまた!

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員&投資診断士の脱サラ中年 「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問 (略して「そぼぎ」) について情報発信しています。

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