今回は2020年10月25日(日)に配信された両学長の動画のポイントを解説していきます
不用品をヤフオクやメルカリなどで売りたい時にも役立つ知識となっていますので、ぜひご覧ください
目次
テーマ ~持ち物を高く売るコツ7選~
【不用品を現金に】お金持ちは必ずおさえている「持ち物を高く売るコツ」7選
① 見積もり(=複数の見積もり)をとる
② 取り引き相手に弱みを見せない
③ 妥協点を決めておく
④「需要期」のちょっと前に売る
⑤ 余裕のある相手に売る
⑥ 売る前にひと手間かける
⑦ 高く売れるものを買っておく
この7つのコツを知っておけば、モノを高く売れるだけではなく、自分を高く売る(転職で高年収を狙ったりフリーランスで高単価の案件を取る)ことにも応用できます
解説
最初に「買いたい」と言ってきた人に売る
何人かに打診して、納得できる相手に売る
【ポイント】
・自分の持っているものを売る時は、複数の業者から見積もりをとって「比較」してみなければ「適正な相場」というものが絶対にわかりません
・1人だけを相手にして取り引きをしようとすると、うまく言いくるめられて安く買い叩かれる可能性があります
→ 売り手が「無知」というのは、買い手にとってみれば「最高にオイシイ」状態(=カモです)
・家や車などはインターネットで一括査定サービスがあるので、積極的に利用してみましょう
相手へすぐに内情をバラしてしまう
相手の内情を知るために聞き手にまわる
【ポイント】
・売り手側から買い手側に
「すぐにまとまったお金がいる」
「一刻も早く売ってしまいたい」
といったように内情(弱み)を話してしまうと、買い手側に交渉の主導権を握られてしまいます
いくら欲しいのか
いつまでにお金が欲しいのか
お金が何のために必要なのか
といったような売り手側の内情(弱み)は買い手側に知られないようにしながら、逆に買い手側の内情(食いつき具合など)を観察してみましょう
・売買交渉は、片方が得をすれば、もう片方は損をする戦いなので、相手の事情がわかれば交渉を有利に進められます
1円でも高く売ろうとする
「合格点」を超えたら売ってしまう
【ポイント】
・1円でも高く売ろうとすると
売り時を逃したり
「質の悪い買い手」を呼び寄せてしまったり
今後の取引関係を失ってしまったり(→ 強欲な客は取引先に嫌がられる)
などのトラブルを招く危険性があります
・上手に売るコツは
買い手も損しないレベル
「今」だけではなく、「その先」の取引の可能性
買い手をずっと探し続けるという「時間のコスト」
を意識しながら、最初に合格ラインを決めておく売り方です
・欲望を丸出しにしてしまうと、トラブルに巻き込まれたりダマされる危険があります
自分が売りたい時に売ろうとする
「人が欲しがる時期」に売る
【ポイント】
・例えば洋服なら、春夏秋冬それぞれのシーズンのちょっと前に売るなど、誰もが欲しがりそうな時期を狙って売ることを意識すれば、高値で売ることができます(= 商売の基本)
・自分が要らなくなった時期は、他の人もいらない時期ということなので高く売りずらいです
お金に余裕がない人に売る
お金に余裕がある人に売る
【ポイント】
・例えば、あなたが持っている家や車を売る時、買い手側が資金繰りに困っていたり業績が苦しかったら、高く買い取ってもらえるとは思えませんよね
そんな人を相手に交渉を始めてしまうと
細かいところまで値引きを要求される
振込手数料や配送料の負担を要求される
理不尽なクレームをつけ、さらなる値引きを要求する
といったトラブルに巻き込まれるリスクが高くなります
・逆に買い手側にお金の余裕があると、細かいお金の部分に文句を言われる可能性がグッと低くなります
→ 同じ1万円でも、お金に余裕がある人ほど価値を低く感じる心理(=感応度逓減性)
そのままの状態で売る
修繕・クリーニングをしてから売る
【ポイント】
・売る直前に「ほんのひと手間」をかけるだけで取引金額が上がることが多いです
洋服ならシミ・しわ・臭いを取る
バッグなら傷や汚れを落とす
家ならちょっとしたリフォームをする
など
・汚い状態を買い手側が見ると、売り手側が高く売るコツを知らないと考えて安く買い叩き、「ほんのひと手間」を加えて高く売りに出してオイシイところを持っていきます
・手間暇をかけてもそれに見合った「値上がり」が期待できないのなら、そのまま投げ売りしてしまうべきですが、15分や30分ほどの手間で値上がりするのであれば、その手間を惜しむのはもったいないです
リセールバリュー(再販価値)を無視して買う
リセールバリューを意識して買う
【ポイント】
・モノを高く売る1番のコツは「高く売れるものを買っておく」ことです
人気マンション
レクサスなどの高級車
iPhoneやロレックス
など
→ 人気や需要のない物は、高値では売れません
・「10年後に半値になる2,000万円のマンション」より、「10年後に値下がりしない1億円のマンション」のほうが、結果的には “安い” ということになります
→ この感覚が身につくと「リセールバリューの高いものが買える人=物を高く売れる人」になってきます
まとめ
モノを高く売るコツを知っていれば、自分も高く売り込めます
【モノを高く売るコツ】
① 相見積もりをとる
→ 何人かに打診して、納得できる相手に売る
② 相手に弱みを見せない
→ 相手の内情を知るために聞き手にまわる
③ 妥協点を決めておく
→「合格点」を越えたら売ってしまう
④ 需要期のちょっと前に売る
→「人が欲しがる期間」に売る
⑤ 余裕のある相手に売る
→ お金に余裕がある人に売る
⑥ 売る前にひと手間かける
→ 修繕・クリーニングなどをしてから売る
⑦ 高く売れるものを買っておく
→ リセールバリューを意識して物を買う
・この考え方は、転職活動にも応用することができます
① 相見積もりを取る(複数企業の条件を比べる)
② 弱みを見せない(弱みを見せてよい相手やタイミングを見極める)
③ 妥協点を決めておく(すべての条件がそろう企業はない)
④ 需要期のちょっと前に売る(景気のピークが来る前に転職)
⑤ 余裕のある相手に売る(ブラック企業に自分を売り込まない)
⑥ 売る前にひと手間かける(履歴書・面接対策を丁寧にやっておく)
⑦ 高く売れるものを買っておく(売れる「経歴」を作っておく)
今回の知識は「知ってしまえば一生役立つネタ」なので、7つのコツを活かしながら売り上手になってくださいね
おわりに
今回は知っているようで意外と知らない「モノの売り方」のお話でした
数年前からメルカリなどで不用品を売るのが流行っており、私も2019年の秋ごろからヤフオクとメルカリで不用品などを60品ほど売却しています
そこで、両学長の7つのコツにプラスアルファして、私の出品経験をもとに
「ヤフオクやメルカリで少しでも高く売るコツ」
を5つほどご紹介します
・ヤフオクやメルカリで出品されている商品を見ると、写真の枚数が少ない商品が多いのですが、売値に大きな影響を与えるのが商品写真です
・全体はもちろん、アングルを変えたりアップにした写真も用意し、掲載可能な上限枠いっぱいまで使うようにしましょう
・可能ならPhotoshopのような編集ソフトを使って仕上げるのがベストですが、難しいならできるだけ明るい場所で撮影します
・ちなみに、次のような撮影ボックスを使えば明るさも背景もキレイに撮影することができます

【写真の例】

これは以前にヤフオクで出品した中古の時計ですが、撮影ボックスを使えば素人でもこれくらいの写真が撮れます
日当たりなども気にしなくてよいので、初期投資は必要ですがオススメです
・商品説明がたったの2~3行で終わっている出品者もとても多いです
・写真も重要ですが、商品内容を丁寧に説明しなければ、絶対に高値では売れません
【説明が必ず必要なもの】
出品時点での使用頻度
付属品や取説の有無
傷や破損の状態(写真も掲載する)
発送方法&送料
発送までの期間
商品に不備があった場合の対応
・面倒ですが最低限これくらいは記載しておかないと、信用して高値では買ってもらえません
・ヤフオクやフリマサイトでは「ノークレーム・ノーリターン」が当たり前となっていますが、私はオススメしません
・最大の理由は
「買い手側が安心して買うことができないから」
これに尽きます
・ノークレーム・ノーリターンだとすると、万が一、写真や説明欄に記載のない不具合があったとしても、買い手側の泣き寝入りになってしまいます
・安い商品なら「まぁ仕方がないか」と思ってあきらめることもできるでしょうが、高額な商品はそんなわけにもいきません
・私の場合は
「到着後3日以内に、写真や説明に記載のない不具合が生じたら返品OK(送料も出品者負担)」(4日目以降でも内容に応じて柔軟に対応)
で出品していますが、約60件の取引で1件だけ、私の検品ミスで返品となった以外は何のトラブルもありません
・ほとんどの人がトラブルを恐れて「ノークレーム・ノーリターン」にしていますが、写真と説明文をしっかり掲載していれば、そうそうトラブルにはなりません
・梱包の良し悪しが相手からの評価に大きな影響を与えます
・たとえ商品がどんなに立派でも、梱包をしっかりしていなければ悪い評価がついてしまうので、梱包は絶対に手を抜かないようにしてください
・梱包の方法は「商品 梱包 方法」みたいな感じで検索すれば出てきますので、参考にしてみてください
・これは高値で売ることとは直接関係ないですが、「信用」を落とさないために必要です
・数多く取引をしていると、たとえノークレームノーリターンにしていたとしても、だいたい何らかのトラブルに遭遇します
・この時に面倒だからと返事もせずに逃げ回るのは論外ですが、相手への返事が遅れれば遅れるほど「信用」が落ちていきます
・対応方法は人それぞれだと思いますが、私の場合は「返品には快く対応(送料もこっちで負担)」という方針で出品しています
・これまでヤフオクで1件だけ、私の検品ミスによる返品がありましたが、話だけ聞いて写真などは送ってもらわず、当日中に返金処理しました
話を聞いただけなので偽りだった可能性もありますが、そこから何度もやり取りしてお互いの時間が取られるより、すぐに解決させる方法を選択をしました
それが幸いしたのか、相手からは「非常に良い」の評価をいただき、信用をさらに増やすことができました
ということで、今回も両学長の過去動画から1つを紹介して終わりたいと思います
【2020.7.20【無意識】ついついお金を払ってしまう「5つの罠」【行動経済学】】
コツ⑤(余裕のある相手に売る)の中で「感応度逓減性」という言葉が出てきましたが、それを解説されている動画です
「貯める力」にも関わる内容なので、ご覧になってみてください
それではまた