雑記

【あとから考えると怖い話①】入院中に出会った不思議なおじさんたち

こんにちは、そしてこんばんは もぐすけです

前回の記事を書いたあと、ふと子供のころに体験したちょっと怖くて不思議な話を思い出したので、今回はその話をお送りします

【ある意味恐怖】知らない人の結婚式に間違って出席したらどうなったのか?昔に出席した結婚式でとても怖い体験をしたのを思い出したので、今回はその時の話をお送りします。これは約10年前のある日・・・...

プロローグ

話は約30年前の小学校1年生の頃までさかのぼる

子供のころの私はとにかく体が弱く、いつも扁桃腺を真っ赤に炎症させては熱を40度近くまで出すという生活を繰り返していた

そんなある日の夜、扁桃腺による高熱でいつも以上にうなされていた私は、近所にあるU病院の夜間救急に運ばれた

そして検査の結果、肺炎らしき症状がみられるということで緊急入院することになった・・・

入院生活

いつもは熱が2~3日で下がっていたのだが、この時は4日間以上の高熱が続いて、大人になってから聞いた話では、けっこう危ないところだったらしい

その後、幸いにも天に召されることはなく熱は下がってきたのだが、私に待っていたのは1ヶ月間という長い長い入院生活だった

入院2週目にもなると、セキが出る以外はほとんどいつもと同じ状態に戻ったものの、当時はゲームなどをすることもできなかったので、味がしない病院食を食べてひたすら寝るだけの日々を強いられていた

好奇心

すっかり入院生活にも慣れてしまったある日、私は小さな楽しみを思いついた

それは、病院内が消灯してみんなが寝静まったころを見計らい、暗い病院内を探検することだった

今なら怖すぎてとてもできやしないが、怖いものなしだった当時の私は、消灯後に訪れる非常灯のほんのりした灯りしかない病院内の様子に、好奇心と冒険心を駆り立てられたらしい

そして計画を実行すべく、昼は病院内をくまなく下見し、夜は看護師さんが見回ってくるタイミングを覚えるなど、子供なりに準備を整えていった

計画実行

それから数日後、ついに計画を実行するときがきた

消灯後、作戦どおり1回目の看護師さんの巡回をやりすごした後、私は探検の旅に出た

入院していた病院はそれほど大きくなかったが、3階建てのまぁまぁな広さだったので、小学1年の私にとっては広大なフィールドだったに違いない

まぁ探検といっても、ただ病院内を歩き回ったりするだけなのだがww

探検は自分の病室がある3階から順番に進めていき、1階にある外来の待合スペースをゴールとした

不思議な出会い

探検中の記憶はあまり残っていないのだが、きっと暗いフィールドをドキドキしながら歩き回っていたのであろう

そして何事もなく1階まで降りてきたとき・・・ここから先の記憶は鮮明に残っている

1階も一通りの探索を終え、私は少し疲れたのか外来の応接スペースのイスにヒョコっと座って休んでいた

昼間は日差しも入り、患者や看護師さんでザワザワしているのがウソのように暗くシーンとしていて、子供ながらに少し不気味さを覚えたのを記憶している

それから数分がたったころ、どこからともなく廊下の奥から2人のヒトがこちらに歩いてくる

もぐすけ
もぐすけ
ヤバい!看護師さんにみつかった!!

とっさに逃げようと立ち上がったのだが、かすかに聞こえてくる話声をよく聞いてみると、それはおじさん2人の楽しげな声だった

普通なら逃げることを選択するはずだと思うのだが、誰もいない不気味なフィールドにヒトが来て安心したのか、再びイスに座りながら向かってくるおじさん2人を観察していた

そしていつの間にか待合スペースまでやってきたおじさん2人は、相変わらず楽しそうに話をしながら私の近くのイスに座った

遠くではよくわからなかったが、あらためて座ったおじさんを見た私は絶句した・・・

なんと

2人とも顔が包帯でぐるぐる巻きになっていたのだ

今でも鮮明に覚えているのだが、まさにミイラ男そのまんまだった

おじさんとの交流

おじさん2人はよくわからない話を楽しそうにしていたのだが、近くにいる私のことは完全に無視していた

まるでそこには2人しかいないかのように会話に夢中になっている

そこで私は何を血迷ったのか、おじさんたちに話しかけてみることにした

もぐすけ
もぐすけ
こんばんはー!

その瞬間、2人のおじさんはビクッとしながら私のほうを見た

そして

おじさん
おじさん
こ、こんばんは

と 驚きながらも返事を返してくれた

そこから私とおじさんたちとの交流が始まったのである

最初におじさんたちは

おじさん
おじさん
おじさんたちのこと、怖くないのかい??

と不思議そうに聞いてきたが

もぐすけ
もぐすけ
いや、ぜんぜん

と元気に答えたのを鮮明に覚えている

その後の会話はぼんやりとしか覚えていないのだが

おじさん
おじさん
夜中に1人で歩き回ったら危ないよ~
おじさん
おじさん
いや~あのときの事故はね~・・・・

など、3人でとりとめのない話をしていたのを薄っすらと記憶している

別れ

話し始めてどれくらいたっただろうか、さすがに眠くなってきた私はイスから立ち上がり

もぐすけ
もぐすけ
そろそろ帰るねー

そう言うとおじさん2人は

おじさん
おじさん
気をつけて帰るんだよ。もうこっちに来たらダメだからねー

と言いながら見送ってくれた

その場を離れつつ、たまに振り返りながらおじさんに手を振っていたのだが、心なしかおじさんたちが寂しげに手を振っている感じがした記憶がある

そして階段で3階の病室まで戻り、無事に看護師さんに見つかることもなく私の探検は終了した。

後日談

実はこの話、当時から2年前まで誰にも言わずに心の中に封印してあったのだ

当時は、言えば絶対に怒られると思ったので秘密にしておき、それがそのまま記憶の片隅に封印されてしまっていた

そして2年前の正月、実家で母と昔話をしていた時にふと記憶がよみがえったので、もう時効だからとこの話をしてみた

そこで母から思いがけない事実を耳にする

母:「アンタねー、当時のU病院は小児科と内科しかない小さな病院だったんだから、そんな外科で面倒みるような包帯ぐるぐる巻きのヒトなんて入院してるわけないでしょ!

だいたい、そんな重病人が夜中に2人で楽しく話ができるわけないでしょ!

アンタはあの時ひどい肺炎で寝込んでたんだから、きっと変な夢でも見たんだよ」

 

私は絶句した・・・念のため調べてみると、たしかに当時のU病院には外科や整形外科の診療科目はなかった・・・

その夜は気分よく飲んでいた酔いもすっかり覚めてしまい、当時のことをいろいろと考えながら寝つけなかったことを今でも覚えている

さいごに

私が体験したことは現実だったのか、はたまた変な夢だったのか、今となっては記憶だけの話なので断言することはできない

だが

「おじさんたちのこと怖くないのかい??」

「気をつけて帰るんだよ。もうこっちに来たらダメだからねー」

というセリフと

別れ際に寂しげに私へ手を振っていた姿は今でも鮮明に記憶に残っているのだが・・・

 

というちょっと怖くて不思議な昔話でした

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員&投資診断士の脱サラ中年 「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問 (略して「そぼぎ」) について情報発信しています。

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