今回は2020年11月3日(火)の両学長(リベラルアーツ大学)の動画内容を3分で読めるように解説します
テーマは「サラリーマンが豊かな老後を迎えるための解決策」です
「動画を見る時間がないけどポイントは知りたい」
「動画を見た後のおさらい」
などのお役に立てば幸いです
目次
テーマ ~サラリーマンが豊かな老後を迎えられない理由と解決策~
サラリーマンの9割が豊かな老後を迎えられない理由と解決策【お金の勉強 初級編】
視聴者からの質問&両学長の答え
新卒で入った会社に十数年勤めています
労働環境に不満はないのですが、会社員として定年退職した父が金銭的に豊かな老後とはいえず、その姿を見てとても不安です
このまま会社員をしているだけでは、やはり老後に苦労するのでしょうか?
「サラリーマンの9割が豊かな老後を迎えることは、現実的に厳しい」
【理由】
① サラリーマンは大金を稼げないから
② 定年後は稼ぐ力を失ってしまうから
③ 老後の収入源が年金しかないから
理由の解説
① サラリーマンは大金を稼げないから
多いとは言えない年収
サラリーマンの生涯賃金(大卒の男性の場合)は「約2億7千万円」といわれています
【内訳】
・22歳~60歳までの38年間を勤務した想定
・平均年収は710万円(税金や社会保険料の控除前)
この金額は「税金と社会保険料の控除前」なので、手取りベースで計算すると「約2億円」となり、月の手取りベースに換算すると
2億円 ÷ 38年間 = 約500万円(年間手取り) ÷ 12ヵ月 = 約40万円/月
となるため、都会で家族を養いながらマイホームや車を持っていたとしたら、決して豊かに生活できる金額とは言えないのではないでしょうか
増えない給料(可処分所得)
昔は右肩上がりだった平均年収も、ここ20年では「約40万円」減少し、それに加えて「増税」や「社会保険料の値上げ」により「可処分所得」は減り続けています

【出典:nippon.com】
減り続ける退職金
頼みの綱の退職金も、坂を転げ落ちるように年々減り続けています

【厚生労働省「就労条件総合調査」を基に作成】
② 定年後は稼ぐ力を失ってしまうから
給与所得には
本人が働かなくてはいけない
労働が資産にならない
レバレッジ(少ないお金を元手に大きく稼ぐ)が効かない
という3つの特徴があります
つまり
① 本人が
② 常に
③ 長時間
労働し続けなければ稼ぐことができないため、定年退職のタイミングで自動的に「稼ぐ力がゼロ」となってしまいます
③ 老後の収入源が年金しかないから
公的年金の平均受給額
「稼ぐ力がゼロ」だとしても、年金が十分にもらえれば問題ありません
しかし、公的年金の平均受給額は
男性:18~19万円程度
女性:9~10万円程度
夫婦合計:25~30万円程度
【厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より】
となっており、夫婦合わせた金額でも「新卒サラリーマン」の平均年収より少し多いだけです
ムダ遣いをしなければ暮らしていける金額ではありますが、一般論として「豊かな老後」と呼ぶには少し心もとないのではないでしょうか
足りない部分は?
年金で足りない部分は、他の資産がない限り、現役時代に蓄えた貯金を取り崩していく必要があります
そして、長い年月をかけてコツコツ蓄えた貯金が減っていくだけの状態になると、精神的に強いストレスと不安にさらされ続けることになります
そのような「右肩下がり」の状況で過ごすというのは、決して「豊かな老後」とは言えないのではないでしょうか
豊かな老後を迎えるためには?
サラリーマンの特徴を認識して行動を起こす
ほとんどのサラリーマンは
(老後は不安だけど)リスクはイヤ
(老後は不安だけど)変化するのはイヤ
(老後は不安だけど)チャレンジもイヤ
→「今を安全に乗り切ることのほうが大事」
と考えていると思いますが、これは「安心を求める = 人間の本能」なので仕方がないことです
しかし、まずは
「このままだったら、豊かな老後は迎えられない」
という事実を認識することが最初の1歩です
「4つの所得」を極める
豊かな老後を迎えるためには、「給与所得」以外の「3つの所得」を1つ以上は持つことが重要です
【4つの所得】
給与所得
事業所得
不動産所得
配当・利子所得
「給与所得」だけだと、定年退職後に一気に枯れてしまいます
そのため、他の3つの所得にも目を向け、老後の収入源が枯れないように行動を起こすのが1番の解決策です
おわりに
いきなり「老後のために4つの所得を極めましょう」と言われても、すぐに行動を起こすのはとても難しいと思います
そこで私がオススメするのは「ブログを書いてみる」ことです
うまく続けていけば「事業所得」を得ることができます
メリット
初期投資が少ない(やろうと思えばスマホでもできます)
ライティングのスキルが向上する
「自分が書いた記事」という資産が残る
アクセスが増えていけば「広告料収入」が入る
デメリット
効率よく作るためにはパソコン&ネットワーク環境が必要なので、ない場合は導入費用がかかる
有料のブログサービスの場合は毎月の利用料がかかる
【参考動画】
※ 有料ブログ(毎月1,000円程度)の作成方法なので、多少のコストはかかります
この動画のシリーズを見ていけば、誰でも簡単にブログを始めることができます
もし合わなかったとしても経済的なリスクはほとんどありませんので、現状維持バイアスも働きにくいのではないかと思います(私はそうでした)
【過去のオススメ動画】
「4つの所得を極めるってどういうこと?」というのを解説している動画なので、興味があったらぜひご覧ください
それではまた