お金の話

【お金の話⑥】病気やケガで入院したらどれくらいの費用が必要なの?

このブログ記事は、

初めて入院することになったけど、費用ってどれくらいかかるのだろう?
あまりに高額だったら払えないかも・・・

といった疑問や不安をお持ちの方に向けて書いています。

はじめに

こんにちは、もぐすけです^^

自分や家族が初めて入院し、手続きや手術などのバタバタがひと段落したそのとき、こんどは入院費用のことが心配になってくるのではないでしょうか。

「ウチは民間の医療保険に入っているから大丈夫!」

という方は心配ないと思いますが、公的医療保険(健康保険など)にしか加入していない方にとっては、いろいろと疑問や不安が出てくるのではないかと思います。

そこで今回は、入院にはどれくらいの費用が必要になるのかという疑問について、私の入院経験を基に考えていきます。

どんな費用がかかるの?

入院することになった場合、主に次の費用が必要となります。

交通費自宅から病院までの交通費(お見舞いに来てくれる家族の交通費も)
テレビ、冷蔵庫使用料病院によっては、使用するためにプリペイドカードなどを購入する必要があります
入院料など1日あたりの入院料、差額ベッド代(希望した場合)、手術、注射、麻酔、病衣使用料、食事代など
衣料費、雑貨代病院着を自前で用意する場合や足りない雑貨など

※ 衣料費や雑貨代は、自宅にあるもので足りれば買う必要はありません。

入院の際に準備する物は、病院から事前に説明されるはずですが、次に紹介する物も準備しておくと便利だと思います^^

室内用のスニーカースリッパでは転倒の危険があるので準備しておきましょう
TV視聴用のイヤホン病院には備えつけていない場合がほとんどです
ウェットティッシュドライのティッシュより使う機会が多いと思います
携帯電話の充電器うっかり忘れることが多いかも・・・
ポケットWi-Fiふだん使っている方は忘れずに持っていきましょう
本、雑誌などとにかくヒマつぶしができる物を用意しておいたほうがよいです
ふりかけやゴマ塩最近の病院食はおいしくなったものの、やはり味は薄いため、あると嬉しいです(内科系で入院の方はNGです)

どれくらいの費用がかかるの?

費用は入院期間や手術内容などにより大きく異なるため、私が2019年6月に頚椎ヘルニアで入院したときの費用を例にご紹介します。

〇 入院期間:2019.6.20~6.30(11日間)

費 用 項 目金 額(円)
タクシー代(往復)2,160
TV、冷蔵庫カード代1,000
入院、手術、麻酔、投薬料など
(3割負担分)
223,000
診断書代3,240
病衣使用料830
病院食代12,880
雑貨など2,000
合  計245,110

「たった10日間くらいの入院で約25万円もかかるの!?」

と思われた方も多いかもしれません^^;

実は、上記の費用は公的医療保険の給付制度の1つである「高額療養費制度」を利用しなかった場合の負担額となっており、高額療養費制度を利用すれば、費用を大幅に抑えることができます。

高額療養費制度とは?

高額療養費制度とは、公的医療保険における給付制度の1つで、医療費の自己負担額が多くなりすぎないよう、保険加入者の年齢や収入額に応じて負担限度額を決め、超えた分は給付される(お金が返ってくる)制度です。

負担限度額は、ひと月単位で計算されることになり、公的医療保険が適用される費用のみが対象です(差額ベッド代、食事代、先進医療にかかる費用などは対象外)。

負担限度額は、保険加入者の年齢や所得水準によって次のとおりに分けられます。

〇 加入者が69歳以下の場合

 所得水準

自己負担限度額

通 常

過去1年間で3ヵ月以上該当した場合の4ヵ月目以降
① 年収約1,160万円~ 252,600円+

(総医療費-842,000円)×1%

 140,100円
② 年収約770~1,160万円 167,400円+

(総医療費-558,000円)×1%

 93,000円
③ 年収約370~770万円80,100円+

(総医療費-267,000円)×1%

44,400円
④ ~年収約370万円 57,600円 44,400円
⑤ 住民税非課税者 35,400円 24,600円

【引用:「高額療養費制度を利用される皆さまへ」(厚生労働省保険局)】

※ 70歳以上の場合は計算方法が異なりますので、詳しくは厚生労働省のウェブサイトなどをご確認ください。

高額療養費制度を利用した結果、最終的な私の負担額は以下のようになりました。

項 目金 額(円)
タクシー代(往復)2,160
TV、冷蔵庫カード代1,000
入院、手術、麻酔、投薬料など
(高額療養費適用後)
57,600
診断書代3,240
病衣使用料830
病院食代12,880
雑貨など2,000
合  計79,710

高額療養費制度を利用したことにより、公的医療保険が適用される部分が大幅に安くなり、合計が当初の約3分の1になりました(これでも出費としては痛いですが…)。

〇 差額ベッド代とは?

差額ベッド代とは、正式名称を「差額室料」といい、プライバシーが確保された快適な環境の病室(個室など)の使用料をいいます。

差額ベッド代は保険適用外であるため、高額医療費制度の対象にもなりません。

費用は病院によって異なりますが、私が入院した病院では、特別室A(5,000円/日)と特別室B(3,000円/日)がありました。(私のケースは4人部屋の一般病棟です)

どうすれば高額療養費制度を利用できるの?

手続きの方法については、加入している公的健康保険によって違ってきますので、まずはお持ちの被保険者証をご確認ください。

  • 「○○健康保険組合」、「全国健康保険協会」、「○○共済組合」と書かれている場合

→ 書かれている保険者の窓口へご連絡ください。

  • 「○○国民健康保険組合」と書かれている場合

→ 書かれている国民健康保険組合の窓口へご連絡ください。

  • 市区町村名が書かれている場合

→ 書かれている市区町村の国民健康保険窓口へご連絡ください。

  • 「○○後期高齢者医療広域連合」と書かれている方

→ 書かれている後期高齢者医療広域連合へご連絡ください。

費用は立て替えなくてはならないの?

基本的には費用を立て替えて、後日に限度額を超えた分が支給されることになりますが、支給されるまでには3ヵ月程度の時間がかかります。

ですが、病院へ支払う前に、加入している保険から「限度額適用認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証」を交付してもらい、支払いの際に病院へ提示すれば、限度額を超えた分を差し引いて請求してもらうことができます。

入院費用は高額な場合がほとんどですので、支払額を抑えるためにも、入院が決まった時点ですぐに上記の保険窓口へ連絡し、手続きされることをオススメします。

支払いまでに手続きが間に合わず、手持ちにも不安がある場合は、無利息の「高額医療費貸付制度」を設定している保険もありますので、詳しくは保険窓口へご相談ください。

まとめ

日本国民は必ず加入している公的医療保険ですが、「民間の医療保険と違って頼りなさそう」や「医療費が3割負担になるだけ」など、民間の医療保険に比べてあまりよいイメージがないかもしれません。

ですが、今回ご紹介した「高額療養費制度」は、民間の医療保険にも負けない手厚い制度だと思います。

入院費は、わずかな期間でも高額な費用となります。手続きには少し手間がかかりますが、見返りが大きな制度ですので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました^^

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

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