お金の話

米ファイザーが開発している「新型コロナワクチン」&「株式市場への影響」を解説【3分で読める両学長動画 #16】

今回は2020年11月11日(水)の両学長(リベラルアーツ大学)の動画を3分で流し読みできるように解説します

テーマは、アメリカのファイザー社が開発している「新型コロナワクチン」&「株式市場への影響」です

 

「動画を見る時間がないけどポイントは知りたい」

「動画を見た後のおさらい」

などにお役立てください

テーマ ~米ファイザーの新型コロナワクチンと「株式市場への影響」~

2020年11月10日、新型コロナウイルスに関する嬉しいビッグニュースが飛び込んできました

ファイザーの新型コロナワクチン、確率90%超で感染防ぐ暫定結果

月内に緊急使用許可の申請も

期待していた最良のシナリオをも上回った ーファイザー幹部ー

【出典:2020年11月10日付け Bloomberg(ブルームバーグ)】

これを受け、NYダウは前週末に比べて1,600ドル高となり、一時は29,933ドルまで暴騰(史上最高値更新)し、まさにお祭り騒ぎとなっています

 

そこで今回は

① ワクチンに関するQ&A(報道内容等のまとめ)

② 株式相場の状況や今後の売買のヒント

について解説します

① ワクチンに関するQ&A

ファイザーの新型コロナワクチンに関するニュースは、国内外の各メディアで様々に報じられているため、それらをまとめて「Q&A形式」で解説します

Q1:どこの会社が開発しているワクチンなの?

A:米ファイザーと独ビオンテック

【解説】

ファイザーは世界の製薬企業のうち「世界第2位」の売り上げを誇るメガファーマーで、ビオンテックはバイオ医薬品のベンチャーです

 

Q2:どんなワクチンなの?

A:免疫システムを強化し、「抗体」と「T細胞」で新型コロナウイルスを撃退する仕組み

【解説】

「mRNA」という名称のワクチンで、下の図のようにワクチンを注射すると体内に「抗体」と「T細胞」が作られ、その2つがウイルスを攻撃するという仕組みです

【出典:BBC】

 

Q3:どれくらいの効果がありそうなの?

A:90%超の確率で感染を防いだとのこと(出典:ブルームバーグ)

 

Q4:安全性に問題はないの?

A:米ファイザー:「地検参加者は43,538人で、重大な安全性の懸念は認められない」とのこと(出典:ファイザー発表資料)

試験はまだ途中で、今後、行政機関によるチェックもあるため、これから安全性に問題が出る可能性は十分に考えられます

 

Q5:ワクチン開発は数年かかると言われてなかった?

A:一般的なワクチンが製造されるまでは10年くらい必要といわれているが、新型コロナワクチンは例外的に超高速で開発されており、2年程度での配布を目標としている

 

Q6:他の会社でもワクチン開発をしてないの?

A:英オックスフォード大学・アストラゼネカ、米モデルナなどが開発中で、開発の最終フェーズにあるワクチンは全部で11種類あります

 

Q7:皆にいきわたるワクチンの量を確保できるの?

A:米ファイザーは、規制当局の承認が得られれば、2021年末までには最大13億回分のワクチンを製造する計画があるとしており、日本政府は同社から1億2,000万回分のワクチンの供給を受けることで基本合意をしています(出典:日経新聞)

 

厚生労働省によると

一度に国民全員に匹敵する量は生産できないので、徐々に供給が行われることになる

そのため、接種する人に優先順位をつけることを検討している(医療従事者や高齢者を優先するなど)

とのことです

 

Q8:他に知っておいたほうがよいことはある?

ワクチンの有効期間は不明(出典:ブルームバーグ)

高齢者や重症患者にどの程度の効果があるかは不明(出典:ブルームバーグ)

ワクチンが開発されても、感染症対策が不要となるわけではない(出典:ニューヨーク大学のマイケルマーソン教授)

薬害を恐れ、ワクチンを接種しないと考えている人も2~3割程度存在する

ワクチンの接種費用は、全額公費を検討中(厚生労働省)

海外発の情報に対しては、タイトルや他人の言っているだけを鵜呑みにするのではなく

複数のメディアを比較する

情報元を確認する

情報を元に「自分で考える」

ようにすれば、デマなどにも騙されにくくなります

海外メディアの記事はもちろん英語ですが、「DeepL」というサイトを使えば、読むのに困らないくらいの精度で日本語に翻訳してくれます

また、Chromeなどのウェブブラウザを使用すれば自動的に日本語に翻訳してくれるので、海外の記事でも普通に読むことができます

 

② 株式相場の状況や今後の売買のヒント

株式相場の状況

ファイザーのビッグニュースを受け、NYダウは一気にお祭り騒ぎとなった一方、ナスダックは値下げしました

 

この動きから見えてくるのは

今まで買われていた「新型コロナに強い」銘柄が売られ

今まで売られていた「新型コロナに弱い」銘柄が買われる

という「ターンチェンジ」が起こったと考えられます

ワクチンが完成してウイルスを退治できてしまうなら、コロナ禍前に(ある程度)戻るだろうという予測

 

依然として不安定な情勢が続いていますので、短期投資をしている場合は、投資戦略を見直す必要がありそうです

今後の売買のヒント

インデックス投資

基本的には、どんなニュースがあろうとも淡々と積み立てていけばOK

 

ただし

投資の前提が変わっていないか

アセットアロケーション(資産配分)を調整する必要がないか

を 確認するために、情報は常に仕入れておく必要があります

高配当株投資

アクティブ運用なので

① 銘柄選定

② 投資タイミング

の 見極めが大変重要です

 

もしこのまま株価が上がっていくとしたら、割安な株はどんどん減っていくので、高配当株投資はやりづらくなるかもしれません

ワクチンのニュースで株価が暴騰するということは、裏を返せば

「失望を誘うニュースによって、すぐに暴落する」

ということなので、単純に楽観視するのは危険です

投資で大切なのは「長く続けること」なので、リスク許容度を守りながら

上がったらうれしい

下がっても退場することはない

というバランスで続けていきましょう

 

おわりに

ここ数週間は「アメリカで1日の感染者が10万人を超えた」「ヨーロッパでは再度のロックダウンの実施」など暗いニュースばかりでしたが、ようやく明るいニュースが出てきましたね

 

さらに、投資(特に米国株)をされているのでしたら、今回の暴騰によって嬉しさ倍増になったと思います(私も含み益が一気に増えました)

世の中はまるで「コロナ禍前の世界に戻る」かのようなお祭り騒ぎですが、ワクチンはまだ「開発中」の段階なので、決して楽観視できるような状況ではありません

 

株式相場も一気に高騰しましたが、私は逆に「今後の失望を誘うニュース」によって、一気にお祭りムードが冷めてしまわないかが怖いです

 

まだまだ「新型コロナワクチン」も「株式相場」も不安定な情勢にあるのは間違いないので、もしこれから投資を始めようかと迷っているのでしたら、周りに流されないように冷静にタイミングを考えてみたほうが良いと思います

それではまた!

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

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