公務員の話

【考察】”金融機関への働きかけ” 発言問題 ー発案者は本当に西村大臣だったのか?ー(元地方公務員の勝手な考察)

2021年7月8日、政府(西村経済再生担当大臣)から発表された

「金融機関に対して、融資先の飲食店への特措法に基づく要請・命令の遵守等の働きかけの依頼を検討している」

という発言が「非常識だ」として大炎上し、翌9日には撤回されました

【説明に使用されたスライド】

詳しい経緯や西村大臣の釈明内容などは他のニュース記事などでご覧になっていると思いますので、このブログでは

「発案したのは本当に西村大臣だったのか?」

というギモンについて、ネット上のさまざまな情報をもとに考察していきます

あくまで元地方公務員による明確な根拠のない考察のため、陰謀論の都市伝説を見るような感じでご覧ください

発案者は西村大臣だったのか?

ニュースなどを見ていると西村大臣が独断で動いたような印象を受けますが、本当にそうだったのでしょうか?

あくまで個人的な考えですが、今回の一件は西村大臣の独断によるものではなく「上」からの指示により西村大臣が前面で動かされていただけのように感じます

その「上」というのは誰なのか、それは「菅 内閣総理大臣」です

理由① 一担当大臣の発案としては話が大きすぎる

西村経済再生担当大臣は「内閣府特命担当大臣」の1人で、内閣府でのポジションは以下の位置です

【出典:内閣府HP】

西村大臣の主な担務を見るかぎり、自身の権限だけで金融機関へ働きかけるルートはありませんので、実現にはどうしても関係府省の力を借りる必要があります

少なくとも財務大臣であり金融庁を所管している「麻生大臣」、経産大臣の「梶山大臣」、そしてコロナ対策室を所管している内閣官房、つまり「菅総理大臣」や「加藤官房長官」へ事前に話を通して承認をもらう必要があるはずです

金融機関へのルートを所管していない一担当大臣である西村大臣が、複数の府省に関係するようなことを発案して独断で動くことができるとは思えません

また、ニュースを見ていると、菅、麻生、梶山の3大臣は事前に聞いていなかったような発言をしていましたが、これが事実だったとしたら大問題です

仮に西村大臣の独断で動いていたとしたら、所管する大臣に無断で各官僚へ指示を出していたことになり、カンペキな越権行為で即更迭ものです

少なくとも菅総理へ事前に根回ししていなかったということだけは絶対にありえないと思います

 

そして関係府省の官僚が、直属の上司ではない西村大臣からの指示だけで動くことも考えにくいです

例えが悪いですが公務員は「犬」と同じなので、基本的に飼い主(直属の上司や大臣)以外の言うことは聞きません

ただ、1人だけ有無を言わさず関係府省へ指示できる人がいます

それが「菅 内閣総理大臣」です

もしかしたら、次のようなイメージで話が進んでいたのかもしれません

このように菅総理からの指示だとすれば、西村大臣(内閣官房)も関係省庁も従わざるを得ないはずです

たとえ誰もが「やり過ぎだ」と思っても、総理大臣には逆らえません

そして西村大臣を前面に出すことにより、もし国民からバッシングがあったとしても菅総理は知らないと言い張って逃げることもできます

証拠は何もないですが、パターンとしてあり得るのではないでしょうか

ちなみに、内閣官房、財務省、経産省で事前調整を行っていたことについては、山尾志桜里議員がツイッターで暴露しています

理由② 麻生大臣の反応

7月13日の閣議後に麻生大臣の記者会見があり、大臣からの発言に少し違和感を感じた部分がありました

記者:この一連の要請の撤回は麻生大臣は把握されていなかったということでよいのでしょうか?

麻生大臣:イタリア時間の7月8日ですから日本時間の9日ということになりますかね、金融庁の秘書官の方から「金融機関への働きかけについて検討中なんだ」という途中段階の報告は受けてます。

私はもう、何か違うんじゃねえの、放っておけと。言っていることがよく分からんから、放っておけばいいんだと。こっちは融資して下さいと言っているのに、融資を止めろと言う話だろ?

普通に考えたらおかしいと思わなきゃおかしいだろ。だから放っておけと言いました。

【2021年7月13日 麻生大臣の閣議後記者会見より(要約・抜粋)】

麻生大臣は出張先のイタリアで秘書官から話を聞いたようですが、おかしいとは思いつつも「放っておけ」と言ったそうです

ただの無責任な発言のように聞こえますが、ここが非常に違和感を感じた部分です

もし西村大臣の独断で話が進んでいたとしたら、麻生大臣の性格を考えればもっと激怒してもおかしくないのでは、と思います

年下の一担当大臣の独断で自分のとこの官僚たちを勝手に動かされたのですから、激怒どころではすまないはずです

それを「放っておけ」という、半ば放任するような発言をしていたということは、つまり自分の力でも止められない存在からの指示(=菅総理の指示)だったということを聞いたからではないでしょうか

それを前提に会見を聞き直してみると、個人的にはすんなりと聞くことができました

理由③ 菅総理と金融業界との因縁

2015年から2018年にかけて、金融庁の主導で半ば強硬的に地方銀行の再編が進みました。

それを指揮していたのは「史上最強長官」ともうたわれている森信親 金融庁長官でしたが、それを全面的にバックアップしていたのが当時官房長官だった菅総理で「菅・森ライン」とも呼ばれていました

という経緯もあったため、金融業界との長い因縁を持つ菅総理であれば、金融業界に働きかけるというアイディアを思いついてもおかしくありません

金融業界は金融庁、そして菅総理を恐れているはずですから、菅総理にとってみれば政府の意向を軽く伝えれば黙って従うだろうという公算もたちます

もしこれが本当だったとしたら、極道よりも怖い世界ですね・・・

おわりに

冒頭でもお伝えしましたが、あくまでネット上の情報を集めながら勝手に考察した内容ですので、決して真に受けないでください

ですが私の考察が間違っているにしても、メディアからの猛烈な批判が西村大臣だけに集まりすぎな気がして、非常に違和感を覚えます

私たち庶民が真相を知ることは絶対にないと思いますが、一体このようなヤクザな考えを持っているのは誰なのかをハッキリさせ、しっかり責任をとっていただきたいものです

それではまた

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

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