日常生活の話

【ご注意を!】特別定額給付金に乗じたサギのパターンと見分け方

こんにちは、もぐすけです。

国から給付される10万円の「特別定額給付金」が、早くも一部の市町村では申請書の発送や受付が始まりました。

そして、今回のようにお金が絡む話には、必ずそれに乗じた詐欺が横行します。

そこで今回の記事は、2009年(平成21年)に似たような形で実施された「定額給付金」の時に発生した詐欺(まがい)のパターンや、今回の給付金に関してすでに発生している事件をご紹介しつつ、そのような詐欺の魔の手から身を守る方法を、元地方公務員の見地も交えてお伝えいたします。

2009年(平成21年)の定額給付金で起きた事件

金額が今回とは比較にならないほど少額だったので記憶に残っている方が少ないかもしれませんが、実は2009年(平成21)年にも今回のような国から国民一律へ現金給付が実施されました。

この時の給付金額は1人当たり12,000円(65歳以上と18歳以下の方は20,000円)でしたが、これを狙った詐欺や詐欺まがいの悪質行為が横行していました。

今回ご紹介する内容は総務省HPに残されていた事件です。

【ケース①】

【かかってきた電話を取ると、「政府給付金アンケート」等と名乗り、ダイヤル操作を促す音声ガイダンス(テープ)が流れた】

このケースは政府からのアンケートと称した不審な電話がかかってきて、相手にダイヤル操作をさせて何らかの情報を得ようとしたパターンです。

【ケース②】

【役所の職員を名乗る男が、「役所の者です。5万円もらえればすぐ給付金の手続きができます。」等とウソを言って、その場で現金5万円をだましとった】

このケースは電話ではなく直接家に訪問し、役所の職員と名乗って現金をだまし取ったという事件でした。

「申請しなければならないので手続きが面倒…」という心理を突いた悪質な詐欺事件です。

 

現在残っていた情報は上記の2つでしたが、その他にも様々な詐欺などの事件が発生していたのではないかと思います。

今回の給付金でもすでに事件が発生

今回の給付金は、まだ一部の市町村で申請書の発送などが開始されたばかりですが、すでに不審な事件が発生していますので、ネット上に出ていたものをご紹介します。

【パターン①~③】

【出典:2020/4/21 BUSINESS INSIDER JAPANより】

[パターン① 東京都]

「〇〇区コロナ対策室です。〇〇区では、皆様に助成金をお配りしております。区民1人当たり10万円です。つきましては、キャッシュカードの番号または銀行口座番号に振り込みますので番号を教えてください」という不審な電話があった

[パターン② 埼玉県]

・新型コロナウイルス対策室を名乗り、個人情報を聞いてきた

・「助成金がある」などの電話やメールが届いた

[パターン③ 兵庫県]

事業者を名乗って「市役所への申請手続きを代行する」と勧誘するメールが住民に届いた

 

【パターン④~⑥】

【出典:2020/4/24 毎日新聞より】

[パターン④ 西東京市]

70代女性宅に「都コロナ対策本部」を名乗る男から「コロナ給付金で10万円が出るので市役所職員が持っていく」との電話があった。

[パターン⑤ 三宅村]

70代女性宅の電話に「コロナの関係で10万円が振り込まれる。(給付の)代行サービスをしている」と、女の声で自動音声ガイダンスが流れた。

[パターン⑥ 都内など]

「給付金支給のための所在確認」と称するショートメッセージが携帯電話に届き、個人情報を入力させようとした

 

【パターン⑦ 佐賀県】

【2020/4/29 九州朝日放送より】

【市内に住む50代女性の家に、佐賀市役所職員を名乗る男が訪問。男は「コロナ関係で給付金がある。通帳・印鑑・キャッシュカード・暗証番号を渡せば振り込んで返す」などと話した。】

幸い、このケースは被害者が怪しんで追い返したため被害はありませんでしたが、典型的な申請代行を装った詐欺のパターンでした。

 

このように、すでに不審な電話などの事件が発生しています。

給付金に乗じた詐欺から身を守る方法

今回の給付金は1人当たり10万円となり、前回の給付金よりもはるかに高額なため、詐欺師もあの手この手でそれを狙ってきます。

ここでは、そんな魔の手から身を守る方法を元地方公務員の見地も交えてご紹介します。

「ATM」、「手数料」という言葉が出てきたらサギ

これは総務省が出している給付金詐欺防止のチラシです

真ん中の緑色の枠にも書いてありますが、電話や訪問してきた相手の口から「ATMに行って操作…」や「振り込み手数料が…」と言ってきたら100%サギです。

訪問や電話してきた相手が総務省だろうが市役所だろうが業者と名乗ろうが、これを言ってきたら間違いなくサギです。すぐに電話を切るなり追い返してください。もし余裕があったら警察にも通報して情報提供してあげてください。

よく、「役所を名乗る人間が訪問または電話してきて手続きをすすめられた」というパターンがありますが、申請も何もしていない段階で役所から一方的に電話が来るということは、まずありません。

個人情報を聞こうとする相手に警戒を

上記でご紹介した手口の中でも多いのが、役所(新型コロナウイルス対策室など)と名乗り、住所や預金口座番号などの個人情報を得ようとする手口です。

申請書があなたの家に届く前や、役所へ申請する前に電話などが来た場合は怪しいと判断できると思いますが、問題は申請書を役所へ提出した後です。

この段階になると、提出した書類に不備があったなどの理由で、本物の役所があなたに確認するために電話連絡してくる可能性があります。

そうなると、最初は相手が本物なのかニセモノなのかの判断がつかないのですが、簡単にニセモノを見抜く方法があります。

【申請後に役所と名乗る人から電話がかかってきた場合の対応方法】

① まずは相手の係名と担当者名を聞いてメモをとる

→ メモがとれないなら担当者名だけでも覚えておきましょう

→ 相手が自分の名前を名乗らないようなら、この時点でニセモノです

② 相手の要件を聞く(すぐに答えられそうな内容でも絶対に答えない)

③ 確認して折り返し電話すると伝え、電話を切る

→ 相手の電話番号をメモする必要はありません

④ 申請書が送られてきた封筒に書いてある電話番号に電話し、担当者につないでもらう

→ もし封筒を捨ててしまっていたら、役所の代表電話番号でもOK

 

こうすることにより、電話代を負担する必要はありますが、相手が本物の役所なのかを確実に判別することができます。

ポイントは、相手へ電話番号は聞かず、申請書が入っていた封筒に書いてある電話番号か役所の代表電話に連絡するという点です。

もし相手が言ってきた電話番号に連絡してしまうと、その番号自体が詐欺師の電話番号の可能性があります。

また、100%ではありませんが、役所が携帯電話で電話してくることはまずありませんので、それもニセモノを見抜く目安になります。ほとんどの役所には災害時に使用する携帯電話を数台しか配備しておらず、今回の給付金のために電話回線を増やしたとしても固定電話の回線になるはずです。

申請代行サービスを名乗る業者にも注意を

そもそもですが、代理で申請できる人の範囲は決められています。

【代理申請ができる方の範囲】

(1) 令和2年4月27 日時点での申請・受給対象者の属する世帯の世帯構成者
(2) 法定代理人(成年後見人、代理権付与の審判がなされた保佐人及び代理権付与の審判がなされた補助人等)
(3) 親族その他の平素から申請・受給対象者本人の身の回りの世話をしている方等で、市区町村が特に認める方

というふうに決められているため、例えば何の関係もない業者があなたの給付金を代理で申請することはできません。

知らない相手から「代理申請するから預金通帳や印鑑や免許証を貸してくれ」などと言われたら、それは違反行為です。

そのため、もし訪問や電話でそのような話をしてきたら、相手にせず追い返すなり電話を切ってください。

まとめ

特殊詐欺はどんどん巧妙化してきており、今回ご紹介したような手口以外にも様々な方法で詐欺師はあなたのお金を狙っています。

どのような手口にも共通しているのが、相手に考える時間を与えずにその場で判断させようとすることです

逆に考えれば詐欺の手口には必ず不自然な点があるということですので、絶対にその場で判断せず、時間をおいて自分で考えたり周囲の方や場合によっては警察に相談すれば、詐欺師の魔の手から回避することができます。

このブログをご覧になっている方は、日ごろからそういった詐欺には十分気をつけられていると思いますので、もし身内に高齢な方や詐欺に引っかかりそうな方がいらっしゃいましたら、この記事を参考にしながら積極的にフォローしていただければと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

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