今回は2020年11月4日(水)の両学長(リベラルアーツ大学)の動画を3分で読めるように解説します
テーマは「iDeCo&つみたてNISAの見直しポイント」です
「動画を見る時間がないけどポイントは知りたい」
「動画を見た後のおさらい」
などのお役に立てば幸いです
目次
テーマ ~iDeCo&つみたてNISAの見直しチェックポイント5選~
【オススメファンド20本も紹介】iDeCo&つみたてNISAの見直しチェックポイント5選【株式投資編】
視聴者からの質問&両学長の答え
2019年末に楽天証券で口座を開設して
「iDeCo(月額23,000円=年額276,000円)」
「つみたてNISA(年額400,000円)」
の2つで資産運用を始めました(100%米国株ファンド)
約1年間、完全に放置して順調に資産が増えているのですが
「このままで良いのかな?」「何かしないといけないかな?」
という気持ちがあります
iDeCoやつみたてNISAのスタート方法はよく見かけますが、スタート後のメンテナンスの情報はあまり見かけません
両学長に解説していただきたいです
iDeCo&つみたてNISAの「見直し・チェックポイント5選」を紹介します
① 投資目的の再確認
② 現状成績の確認
③ 増減要因の分析
④ 資産配分の再確認
⑤ 今後の購入ファンドを検討
今回の内容は
思ったように資産が増えていかない
新しいファンドに目移りしちゃう
資産は増えているはずだが物足りない
暴落に怯えている
といったお悩みの解決に役立てば幸いです
見直し・チェックポイントの解説
① 投資目的の再確認
iDeCoの引き出しは原則60歳から
つみたてNISAの非課税期間は20年間
となっているため、基本的には「老後資金を作るため」に最適な投資法です
逆に「短期・中期的に目的を達成したい」という場合には不向きな投資法です
もしその場合は「投資の目的」を再確認し、違う投資法を考える必要があります
② 現状成績の確認
一般的なチェックポイントとしては
利回りはどれくらいか?
ですが、前半戦(1~5年目くらい)は「種まき期間」のようなものなので、あまり気にする必要はありません
今の「利回り」に自分がどう感じているか?
ファンドの「目論見書」を確認し、その年の成績が目論見書に書いてある「幅」の範囲内に入っているかを確認する
自分の「想定内」の投資になっているかを確認しておくことが重要
【比較表の例】

③ 増減要因の分析
「② 現状成績の確認」が終わったら、次は「増減理由」を自分なりに分析してみましょう
目的:自分の長期投資の「前提」が崩れていないかを確認するため
自分の中で想定していた「投資の前提」が崩れていないかを再確認する(数ヵ月に1回でOK)
「米国は10年、20年後も世界経済をリードしているはず」など、【分析方法】
① 自分が投資しているファンドの利回りを確認
② 増減の理由を自分なりに書き出してみる
③ それが「短期的」または「長期的」な影響なのかを分類して考えてみる
→「短期的な影響」の場合は無視してOK
もともと投資の世界に正解はありませんので、「正解」を考えようとするのではなく、「自分なりの考え」を持つようにすることが目的です
④ 資産配分の再確認
「③ 増減要因の分析」の次は、「資産配分=アセットアロケーション」を見直してみましょう
最重要ポイント
長期投資をするうえでのアセットアロケーションって?
・国内債券:30%
・国内株式:30%
・外国債券:20%
・外国株式:20%
のような、資産の種類ごとの投資割合を決めること
そして、自分で決めた「アセットアロケーション」に合うようにファンドを選んで組み立てたものが「ポートフォリオ」です

【出典:The Motley Fool】
「iDeCo」や「つみたてNISA」を始めるときに検討した「アセットアロケーション」を再確認し、リスクのとり方を見直してみましょう
→ 資産運用の心臓部になるのが「株式への投資割合」です
【見直しの例】
ちょっとリスクをとりすぎたかも・・・
株の割合を減らして債券を増やす
まだまだリスクをとって大丈夫かも
債権の割合を減らして株を増やす
「リスクを減らすべきタイミング」
想定以上の値上がりをしてしまったときも、見直すタイミングです
「想定以上に値下がりする可能性もある」という裏返しです
想定以上の値上がりも「リスク」なので、逆に言うとファンドの値動きだけではなく、生活状況の変化も考えながら「心地よいアセットアロケーション」に調整していきましょう
「両学長の個人的な意見」
20代~40代前半の人なら、iDeCoやつみたてNISAは「株式100%」で保有し、リスクは「円預金」を厚く持つことでバランスを取る方法が手堅いと思います
⑤ 今後の購入ファンドを検討
アセットアロケーションの再確認が終わったら、それに合うようにファンドを売買して調整していきます
iDeCoやつみたてNISAを始めたばかりなら
売って調整するより
今後の購入ファンドで調整する
ほうがラクかもしれません
※ 動画では「両学長がオススメするファンド20選」も紹介されていますが、ここでは割愛します
おわりに
今回は「iDeCo」と「つみたてNISA」の運用チェックのお話でしたが、あなたは見直しをされていますか?
私は2019年9月からつみたてNISAを始めましたが、流行り病で暴落した時に見直しただけでした(結果的に方針は変えませんでしたが…)
今回紹介したメンテナンスを怠ってしまうと、長期の航海中に「難破や遭難」をする原因となってしまいますので、定期的にチェックしていきましょう
とは言っても、あまり頻繁に方針を変えると行き先がブレブレになるので、例えば「3ヵ月に1回」や「大きな暴落(高騰)」があった時など、タイミングをみて見直しをするのがベストだと思います
もし「増減要因の分析方法がわからない」のでしたら、ファンドが定期的に「運用報告書」や「月次レポート」を公表していますので、それを見るだけでも全体的な状況がつかめると思います
【過去のオススメ動画】
この動画では、長期投資に最適といわれている「インデックス投資」の問題点について解説していますので、見直しの際に参考になると思います
それではまた