2020年11月17日、北海道で感染が急拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)への追加対策が北海道庁から発表されました

【出典:「集中対策期間における追加対策について」(北海道庁)】
北海道全体は「ステージ3」ですが、札幌市を「ステージ4相当」という表現で書いていたりと、なんだか曖昧な表現をしています
そこで今回は、北海道庁が発表している資料をもとにしながら
① 北海道が独自に決めている警戒ステージとは?
② 2020年11月の追加対策では、具体的に何をするの?
というギモンについて解説していきます
目次
北海道独自の「警戒ステージ」とは
北海道では、国からの提言(アドバイス)をもとに、独自で「5段階の警戒ステージ」を決めています

【出典:「新しい警戒ステージについて」(北海道庁)】
細かい字でたくさん書いていますが、一言でいうと「医療体制への負荷レベル」です
ちなみに、国で決めているステージとは分け方が違い、右端に書いてあるのが国で決めているステージです
どのような対応をするのか?
それぞれの警戒ステージで具体的に何をするのかというと

【出典:「新しい警戒ステージについて」(北海道庁)】
というように細かい字でたくさん書いてありますが、一言でいうと
● ステージ1:注意喚起だけ
● ステージ2:行動自粛の要請(弱)
● ステージ3:行動自粛の要請(中)
● ステージ4:
① 行動自粛の要請(強)
② 感染対策をしていない施設の使用制限の要請
③ イベントの見直し要請
● ステージ5
① 道外との往来自粛要請(超強)
② 外出自粛要請(超強)
③ 施設の使用制限(超強)
④ イベント開催の自粛要請(超強)
といった対策をしていくことになります
警戒ステージの決め方は?
警戒ステージを決めるために「感染状況」「検査の陽性率」などの項目をピックアップして、各ステージに応じた「指標」というのを決めています

【出典:「新しい警戒ステージについて」(北海道庁)】
このように、ステージに応じた各項目の目安が決められていますが、最終的には「総合的に判断する」とされており、ものすごく極端な表現をすると
「目安を見ながら感覚で決める」
ということです(役所が大好きな表現です)
つまり、「指標がすべて超えれば移行」や「半分なら移行しない」といった明確なルールではなく、あくまで「総合的に判断する」ということです
2020年11月の追加対策では具体的に何をするの?
2020年11月17日の時点では、北海道全体の警戒ステージは「3」となっており、札幌市だけは「ステージ4相当」とされています
また曖昧な表現でモヤモヤすると思うのですが、私たちが具体的に何をしたらよいのかというと


【出典:「集中対策期間における追加対策について」(北海道庁)】
といった内容で、新たに
「感染リスクが回避できない場合」における、不要不急の
● 札幌市 → 市外への往来
● 札幌市外 → 札幌市への往来
を控えてください、というものが追加されました
ここでも「感染リスクが回避できない場合」という曖昧な表現が出てきましたが、これは上記にある「例」などを参考にしながら各自で考えるしかありません
ぼんやりとした表現で非常にイライラすると思いますが、あまり神経質に考えずに、今までどおり不要不急の外出を避けるようにしていれば問題ないはずです
ちなみに「新北海道スタイル」という言葉が出てきましたが、何か特別なことをするわけではなく


【出典:「新北海道スタイル」(北海道庁)】
といった「基本的な感染予防をしましょう」ということなので
「ステージ4だから特別なことをしなければならない」
ということはありません
おわりに
私も北海道民の1人なので、関連のニュースを毎日チェックしていますが、今回は曖昧な表現がありすぎてワケがわからなくなったので、北海道庁が公表している資料をもとに整理してみました
曖昧な表現ばかりでストレスが溜まりそうですが、結局は「感染のリスクが高そうなことは避けて」ということなので、今までどおりに気をつけて生活していれば、あまり神経質に受け止めなくても大丈夫だと思います
さいごに、「GoToキャンペーンを利用している人」や「時短営業に応じないお店の話」などを聞いてもスルーして、自分たちの身を守ることだけを考えるようにしてください
自粛しない人たちもそれぞれの考えがあるので、批判したところで時間と精神力のムダにしかなりません
もし、そういう人を見てイライラする時がありましたら、こちらのブログもご覧ください


それではまた