日常生活の話

なぜ選挙に行かない人がいるの?選挙に行かない理由5選

2020年7月5日に東京都知事選挙があり、結果は現職の小池知事が約366万票を獲得してぶっちぎりの再選でした

そして個人的にも注目していた投票率は、たったの「55.0%」でした。

40%や30%台もありえるかなと思っていたので予想よりは高かったですが、それにしても約半分の有権者は投票に行かなかったようです…

ということで今回は

「なぜ選挙に行かない人がいるの?」

というギモンを解決するために、2019年に公表された「LINEのリサーチ結果」や私が選挙管理委員会で働いていた時代に経験した話をもとに解説していきます

日本人が選挙に行かない理由5選

最近の国政選挙の投票率

まず、最近あった国政選挙の年代別の投票率を見てみましょう

【2017(H29).10 衆議院選挙】

年代投票率(%)
10歳代40.49
20歳代33.85
30歳代44.75
40歳代53.52
50歳代63.32
60歳代72.04
70歳代~60.94
全 体53.68

 

【2019(R1).7 参議院選挙】

年代投票率(%)
10歳代32.28
20歳代30.96
30歳代38.78
40歳代45.99
50歳代55.43
60歳代63.58
70歳代~56.31
全 体48.80

※ 投票率50%未満をマーキングしています

全体的にも非常に低い投票率ですが、特に10代~30代の投票率はビックリするくらい低いことがわかります

投票に行かない理由は?

2019年7月にLINEが年代別の「投票に行かない理由」をリサーチしていましたので、ランキングを見てみましょう

【調査結果(総合)】

【出典:LINEリサーチ】

(https://www.linebiz.com/jp/column/research/20190729/)

総合第5位「投票する意味がない・投票しても変わらない」

ランキングでは5位でしたが、選挙管理委員会で投票のPR活動をしていたときに1番よく聞いた意見がこれです

自分の1票くらいじゃ、何の影響もない

誰に投票しても政治なんて変わらない

といった感じで、「政治に何の期待もしていないから投票に行かない」という声が多かったです

ですが、これは大きな誤解だと思います

1票ではほとんど影響力がないかもしれませんが、それが集まってくると政治家は無視できなくなります

政治家は常に「次の選挙に当選するための方法」を考えています

そのため、当然ですが投票率が高い年代が喜ぶような政策を考え、投票率が低い世代は別にどうでもいいので、真剣には考えません

結果、投票率が高い高齢者層が喜ぶような政策ばかりを実行し、若年層に対しては何もしません

そう考えると「投票する意味がない」という考えは大きな誤解だと思いませんか

仮に若年層がみんな投票に行けば、政治家は若年層のことも無視できなくなるので、若年層にも喜ばれる政策を考えるようになるはずです

高齢者ばかり優遇されてずるい

と文句を言っている人がいますが、はたして選挙には行っているのでしょうか?

総合第4位「選挙や政治に興味がない」

最近はテレビだけではなく、YouTubeなどでも政治をわかりやすく解説している動画がたくさん出てきていますが、やはり政治に興味がない人が多いようです

おそらく

仕事や家事が忙しいから、政治のことなんて考えてられない

という方が多いのではないかなと思います

ですが、2020年のコロナ禍を機に、皮肉にも政府の愚策に対する国民の注目や批判が集まることが多くなってきているので、政治に興味を持つ人が多くなってきている感じもします

総合第3位「投票したい候補者や政党がない」

こればかりはどうしようもないです

「白票」で投票する方法もありますが、投票率は向上しつつも票自体には何の効力もありません

私も経験がありますが、このような時は「絶対に当選させたくない候補者」を決めて、その人以外でマトモそうな候補者に投票していました

「誰がいいか」ではなく「誰はイヤか」という逆の発想で決める方法もアリじゃないかなと思います

総合第2位「時間がない・忙しい」

これも投票のPR活動をしていた時に、街中でよく聞いた声でした

日曜日は仕事だから選挙になんていけない!

平日も残業だから期日前投票に行ってる時間もない!

といった意見が本当に多かったです

インターネットで投票はできないし、期日前投票も時間が限られているので、毎日仕事で忙しければ選挙に行っている時間がないのは当たり前です

解決するためには「インターネット投票」の実現しかありませんが、そのためには「マイナンバーカードの普及」が必須になってくると思うので、まだまだ実現できそうにはありません

総合第1位「予定があった・急用があった」

私が1番残念に思っているのがこの理由です

投票日は日曜日がほとんどなので、予定や急用があったりするのは当たり前だと思います

そのために「期日前投票」という制度があるにもかかわらず、それでもなぜ行かないのでしょうか?

そんな制度は知らなかった

投票日は予定がないと思っていた

という言い訳なら、今ではもう通用しません

2位の「時間がない・忙しい」という理由なら、まだわかります

ですがこの理由を言っている人は、せっかく国民に与えられた貴重な権利を気安くポイ捨てしているのと同じなので、本当に考えを改めてもらいたいです

おわりに

日本で初めての選挙は「1890年の衆議院選挙」で、その時は「全人口のたった1%の人」しか投票できませんでした

その後、すべての日本国民が選挙権を獲得できるために様々な運動が行われ、ようやく1945年(昭和20年)に満20歳以上のすべての男女に選挙権が与えられました

せっかく先人たちが苦労して勝ち取った貴重な権利なのですから、それを気安くポイ捨てするようなことは絶対にしてはいけないと思いませんか?

何度も言いますが、政治家は「投票率」が低い年齢層には何もしてくれません

たとえ制度に納得いかなくて役所に文句を言っても何も変わりません

結局、政治や政策に自分の主張を伝えることができるのはTwitterではなく「選挙」しかありません

次回の選挙こそは多くの有権者が投票所に足を運んでくれればいいなと思います

それではまた!

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA