両学長の動画紹介

死ぬときに「資産をゼロ」にするのは正しいのか?[両学長の動画紹介 #3]

今回は2020年10月16日(金)にYouTubeで配信された両学長の動画内容をご紹介します

【両学長 プロフィール(リベラルアーツ大学HP)】

今回のテーマ ~死ぬときに「資産をゼロ」にするのは正しいか?~

【ゼロで死ね】死ぬときに「資産をゼロ」にするのは正しいか?

話題

話題

・2020年9月に『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね。)』(ビル・パーキンス著)という書籍がダイヤモンド社から発売されました

・この本では、アメリカ人の億万長者が

「お金なんて、死ぬ前に全部使い切るのが正しいのだ」

と主張しています

解説

おしながき

①『DIE WITH ZERO』の中から興味深いデータの紹介

② なぜ、人は「お金を使い切って死ねないのか」

③ 両学長はどうするつもりなのか?

①『DIE WITH ZERO』の興味深いデータ

興味深いデータ

・『DIE WITH ZERO』の著者の主張を要約すると

お金は「今しかできないこと」をするために使え

若いうちにしかできない「経験」は借金してでもやれ

人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」

45~60歳で資産を取り崩し始めろ

ゼロで死ね

 

・通常、老後というのは60歳以上が想定されており、45~60歳というのは資産形成期です

・この著者が「資産形成期」にあたる45~60歳に資産を取り崩し始めろと言っている理由は、非常に多くの人が

死ぬまでお金を貯め続けて

そのお金を使わずに死んでいる

という事実を発見したから

アメリカにおける調査結果

アメリカにおける調査結果ですが、私たち日本人にも参考になるはず

60~90代の退職者全体で、年齢を問わず「世帯収入」と「世帯支出」の比率は1:1

→ 退職した後でも貯めてきた資産には手をつけない傾向にある

退職前に50万ドル(約5,200万円)以上の資産を持つ経済的に豊かな人々は、20年後、または死亡するまでに資産の11.8%しか使っておらず、88%以上の資産を残して亡くなっている

退職前に20万ドル(約2,100万円)未満の、資産額が少なめの人でも、退職後の18年間で資産の25%しか使っていない

全退職者の3分の1が、退職後に資産を増やしている

退職後も安定した収入源が保証されている年金受給者の場合、退職後の18年間で使った資産はわずか4%

→ 非年金受給者は、退職後18年間で34%の資産を使っているので、安定した年金を受け取っている人は、資産をほとんど使わない

・要するにアメリカでは、「老後のためにしっかりお金を貯めてきました!」という人たちも、いざ退職してみるとぜんぜん貯金を使わずに死んでいく人が多い

・「人々は70歳を過ぎても、意識的にお金を増やそうとしている」というデータもあるそうです

① 続き

・著者は、こういった事実をふまえて

「使い切れないお金を稼いで死んでいくなんて時間のムダ」

「稼いだお金は、ぜんぶ使ってゼロで死なないとコスパが悪い」

と考えているというワケです

② なぜ 人は「お金を使い切って死ねないのか」

なぜ、人は「お金を使い切って死ねないのか」

・両学長の見解

① いつ死ぬかが分からない

② 老後の生活はお金がかからない

③ 資産額はステータス・力

④ 子どもに残したくなる

理由① いつ死ぬかが分からない

・現代を生きる私たちは「不安を抱えて生きてきた人」の子孫です

災害があったらどうしよう…

食料がなくなったらどうしよう…

病気になったらどうしよう…

 

・いつ死ぬか分からないのに「不安」の多くを解消してくれる「お金」を手放すのは非常に難しい

 

・これから10年、20年生きるかもしれないのに「倉庫の食糧」をどんどん食べてゼロに近づけていくというのは、メンタル的にかなりムリがある

理由② 老後生活はお金がかからない

・「子供の教育資金」「住宅の取得費用」「結婚などのイベント」などの大きな支出は支払い済となっている場合がほとんど

 

・『DIE WITH ZERO』筆者の言葉を借りれば

『人間は、年齢を重ねれば重ねるほど「お金から価値を引き出す能力」が下がっていく』

 

・極端な話ですが

20歳の人が持っている1,000万円

100歳の人が持っている1,000万円

の価値は全然違います

→ 若い人は旅行や勉強などにガンガンお金を使って価値を引き出せますが、歳をとってしまうとそれができません

 

・結果として、老後の生活費がどんどん下がっていくにもかかわらず

「老後も、現役時と同じくらいお金がかかるだろう」

「老後は病気なんかもするから、現役時以上にお金がかかるだろう」

という感覚でお金を貯めてしまうと、いざ老後の生活に入った時に

「あれ?思ったよりお金がかからないぞ?」

「なんであんなに一生懸命貯めてたんだ…?」

ということにもなりかねません

理由③ 資産額はステータス・力

・人間は世間体を気にする生き物なので、「人からどう見られているか?」は、自分の人生の満足度を決める重要な要素となっています(承認欲求)

・ご近所さんや親戚などを横目に見ながら

● 資産50万円の人は、資産100万円の人をいいなと思うし

● 資産100万円の人は、資産200万円の人をいいなと思ってみている

 

・資産額が一種のステータスである以上、それが減っていくことに喜びを感じる人はいません

→ 資産額が自己肯定感・精神的余裕に繋がっている

 

・さらに、お金があるだけ様々な選択肢が増えて精神的にも心地よいため、資産を減らしたいとは思わなくなります

・その結果

資産0円の「貧困老人」として死ぬよりも

資産1億円の「裕福な老人」として死にたい

と思ってしまう人が多いのも理解できますよね

理由④ 子供に残したくなる

・人は、加齢により気力・体力が衰えてくると、自分の財産を誰かに残したくなるもので、これは歴史が証明しています

・特に、お金持ちの多くは教育熱心なことで知られており、彼らが強く望むのは「一族の繁栄」です(笑)

→ 動物の本能的欲求なのかもしれません

 

・また、子供のいない人たちの場合は、慈善事業に多額の寄附をしたりします

→ 国に吸い上げられるくらいなら、自らの意思で使い道を選ぶ

③ 両学長はどうするつもりなのか

両学長はどうするつもりなのか

両学長自身は「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」は目指さない

・目指すのは

持続可能な

永遠の右肩上がり

→ 人生のピークで死にたい

 

・橘玲さんが書いた「幸福の資本論(ダイヤモンド社 橘玲著)」というのが感覚的に正しいと思っている

・幸福のベースになる要素は

① 金融資本(持っているお金の量)

② 人的資本(働いて稼ぐ力)

③ 社会資本(家族・友人などとの絆・繋がり)

の3つだという考え方です

→ 上記の3つにくわえて「健康」と「時間」も幸福の要素だと考えています

 

・稼いだお金・貯めたお金を使い切れるかどうかは「人生の満足度を決める最重要項目」ではない

・両学長が考える幸福な状態というのは

いつでも十分な金融資産がある(=様々な”選択肢”を自由に選べる状態)

自分の事業を通じて能力を活かし、世の中に価値を提供してキレイにお金を稼ぐことができる

家族や友人との繋がりをしっかりもてる

という状態(=3つの資本がある状態)

 

・お金があるからこそ

「自由な時間」がもてる

好きな仕事をすることができる

よい人間関係を保てる

健康にもプラスに働く

・という理由で、両学長としては

持続可能なペースで

いくつになっても

しっかり、幸福の3つの資本を伸ばし続けたいと思っている

両学長がオススメする生き方

DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)

ことではなく

可能な限り、幸福の3つの資本を伸ばすこと

・とはいえ「お金はあの世に持っていけないというのは、絶対の真実」なので

使わないお金を稼いでも意味がない

使わないお金を貯めても意味がない

というのは説得力がある

・結局は「貯める」と「使う」のバランスだと思う

まとめ

今回の動画まとめ

様々なデータ・価値観を知ったうえで、お金に対する「自分の軸」を確立しよう

 

・アメリカで実施された調査結果によると、「多くの人が、お金を使わずに亡くなっている」という驚愕の結果が判明した

・これが事実だとすると「老後のための貯蓄」とは何なのか?という根本的な問題に直面する

・人が「お金を使い切って死ねないのか」という理由は、両学長の見解としては

① いつ死ぬかが分からない

② 老後の生活は意外にお金がかからない

③ 資産額はステータス・力

④ 子供に残したくなる

→ どれも大きな要因であり、これらを無視して「全部使い切って死ぬ」というのが本当に合理的なのか?というのが悩ましい問題

 

・両学長としては「使い切って死ぬ」ことには焦点を当てず

① 金融資本

② 人的資本(働いて稼ぐ力)

③ 社会資本(家族・友人との絆・繋がり)

という3つの資本を伸ばし続けながら健康で、自由な時間を楽しんでいきたいと思っている

 

・今回のテーマは非常に重要な話題で、こういう話題を扱うと

まともな高配当ファンドを買って

もらった配当金は再投資せずに使う

という「今」と「未来」のバランスをとった戦略にも合理性が感じられるのはないでしょうか

 

【最後に】

いつ、どれだけ稼いで

いつ、どれだけ貯めて

いつ、どれだけ使うのがよいか

というのは、結局みなさんの中にしか答えがない問題です

ピンとくる答えが見つからずにモヤモヤするかもしれませんが

「お金について考えることは、人生について考えること」

こういうところで「自分の軸」を固めておくと、稼ぐこと・使うこと・運用することに迷いがなくなり、お金にも愛されるようになります

今より一歩自由な暮らしを目指して、着実に歩んでいきましょう!

おわりに

まず最初に

「両学長が「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」を目指していないなら、きっとそれが正しいんだ!」

「死ぬまでにお金をきっちり使おうと思っていたけど、両学長の言うとおりヤメよう!」

と思ったのでしたら、ちょっと待ってください

 

両学長自身も言っていますが、今回のテーマの答えは「あなたの中にしか答えがない問題」です

おそらく動画やTwitterなどのコメントを見ると、両学長の考えに賛同するものがほとんどだと思います

が、その多くは両学長の「信者」のコメントなので、それを見て簡単に考え方を変えるのは避けてください

言うのが遅くなりましたが、私は両学長の「信者」ではありません

そしてもちろん「アンチ」でもありません

動画は1年半前から毎日欠かさず見ており、最初は両学長の考え方をどんどん取り入れていましたが、現在は1歩引いたあたりで見ながら、自分の考え方の参考にする程度にしています

 

ちなみに、今回のテーマに対する私の考え方は

「選択肢が最低限残されるくらいのお金を確保しつつ、余っていると感じる分は自分のために使う」

「最低限生きていけるくらいに働く」

「社会的資本はそれほど重視しない」

という感じでミニマムに生きていくのが考え方の軸です

 

そして「全ての資本をゼロ」であの世に旅立つのが理想です(絶対にムリですが)

両学長とは反対の考え方で

「自分で稼ぎ、築いてきたものはきっちり自分のために使い切る」

という考えです

 

きっと100人いれば100通りの考え方があり、そのどれもが間違いではないはずです

「独り身でお金を残す必要もないから、自分のためだけに全部使う」

「子供にできるだけ残してあげたい」

「自分のためだけでなく、友人や大切な人のために使いたい」

「両学長のように3つの資本を伸ばしながら永遠の右肩上がりを目指したい」

そのどれもがその人にとっての「正しい考え方」のはずです

 

最後に、今回も両学長の過去の動画を1つご紹介して終わりたいと思います

【2018.10.19 投資が不安なあなたへ【お金の勉強 初級編】】

今回の話で「インデックス投資」や「高配当株投資」の話題が出てきたので、この動画をチョイスしてみました

もしかすると「投資」にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、この動画を見ればそのイメージが変わるかもしれません

【お金の話③】”投資”ってなに??【初心者向け】このブログ記事は、「投資ってなんだろう?、「どんなリスクがあるんだろう?」という素朴な疑問をお持ちの方へ向けて書いています。...

それではまた

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA