もぐすけです
緊急事態宣言6月20日まで 外出移動自粛や時短の要請続ける
緊急事態宣言は来月20日まで延長されることが決まりました。
道は期間中、引き続き、全道で不要不急の外出や移動を控えるよう要請するとともに、飲食店への時短要請などを続けます。
緊急事態宣言が来月20日まで延長されることを受けて、道は28日夜の対策本部会議で、来週1日からの期間中に道内で講じる措置を決めました。全道で、通院や食料の買い出しなどを除き不要不急の外出や移動を控えるよう要請を続けるとともに、道外からの訪問は極力、控えるよう呼びかけます。
部活動は原則、休止として、全国大会や全道大会につながる活動に限るよう要請を強化します。さらに、感染拡大が続く札幌市と石狩地方、小樽市、旭川市を引き続き「特定措置区域」とし、酒やカラオケ設備を提供する飲食店などには休業を要請し、提供を行わない飲食店などには営業を午後8時までに短縮することなどを要請します。
このほかの地域では、飲食店などに対し営業は午後8時まで、酒の提供は午後7時までに短縮することに加え、カラオケ設備は利用しないことなどを要請します。
【出典:2021年5月29日付け NHK NEWS WEB】
やはりというか、緊急事態宣言が2021年6月20日まで延長されることになりましたね
菅首相の会見も全部見ましたが、延長する明確な根拠がイマイチわからず、
「感染者数がなかなか減らないし、都道府県が延長してって言っているから何となく延長しようかな」
という感じにしか聞こえませんでした
政府やマスコミは感染者数(PCR検査陽性者数)を前面に出しながら「感染拡大」だと強調していますが、今回もテレビや新聞では見ることができないデータをご紹介しながら、2021年5月31日現在における北海道の新型コロナ感染状況を簡単に分析してみたいと思います



目次
データ分析① PCR検査の陽性者数と陽性率
まずは、2021年5月31日時点で公表されている情報を基に、「2021年3月以降のPCR検査数、陽性者及び陽性率」の週単位にまとめたデータをご紹介します
【北海道庁より】
週(2021年) | 検査数(人) | 陽性者数(人) | 陽性率(%) |
3.1~3.7 | 15,451 | 379 | 2.45 |
3.8~3.14 | 14,686 | 418 | 2.85 |
3.15~3.21 | 15,078 | 481 | 3.19 |
3.22~3.28 | 15,123 | 445 | 2.94 |
3.29~4.4 | 16,271 | 411 | 2.53 |
4.5~4.11 | 14,513 | 553 | 3.81 |
4.12~4.18 | 20,668 | 601 | 2.91 |
4.19~4.25 | 19,208 | 889 | 4.63 |
4.26~5.2 | 24,044 | 1,406 | 5.85 |
5.3~5.9 | 23,110 | 2,005 | 8.68 |
5.10~5.16 | 37,853 | 3,721 | 9.83 |
5.17~5.23 | 41,142 | 4,179 | 10.16 |
5.24~5.30 | 39,646 | 3,099 | 7.82 |
※ 陽性率が10%を超えると北海道の警戒ステージ「4」の判断材料となる
このデータをグラフにすると

このようになります
検査数は前の週から比べてほぼ横ばいでしたが、PCR検査陽性率が大幅に減少したことにより、感染者数(PCR検査陽性者数)も大きく減少しました
検査結果が出るまでの時間差を考慮すると、直近の結果は北海道に緊急事態宣言が発令された直後(2021年5月16~)あたりに感染したと推測される方々なので、いろいろな自粛要請(ほぼ強制)の効果が表れはじめたのではないかと考えられます
4月中旬ごろの水準にはまだまだ遠いですが、次回以降も減り続けてほしいですね
データ分析② PCR検査陽性者数と増加率
次に「PCR権者陽性者数」と「PCR検査陽性者の増加率」を見てみましょう
「PCR検査陽性者の増加率」は、テレビや新聞などでは紹介されないデータですが、感染拡大の状況を示す重要なデータとなります
【北海道庁より】
週 | 陽性者数(人) | 前週からの増加率(%) |
3.1~3.7 | 379 | 146.90 |
3.8~3.14 | 418 | 110.29 |
3.15~3.21 | 481 | 115.07 |
3.22~3.28 | 445 | 92.52 |
3.29~4.4 | 411 | 92.36 |
4.5~4.11 | 553 | 134.55 |
4.12~4.18 | 601 | 108.68 |
4.19~4.25 | 889 | 147.92 |
4.26~5.2 | 1,406 | 158.16 |
5.3~5.9 | 2,005 | 142.60 |
5.10~5.16 | 3,721 | 185.59 |
5.17~5.23 | 4,179 | 112.31 |
5.24~5.30 | 3,099 | 74.16 |

赤いグラフが前の週の陽性者数と比較した「PCR検査陽性者の増加率」です
以前のブログにも書いていますが、「感染拡大」の状況では、「増加率」がネズミ算的(1→2→4→8→16→32→64→128…)」に増えていきます
5.17~の週に拡大のピークが過ぎたような兆候が出ましたが、直近でついに増加率が100%を大きく切りました
このグラフが何を意味しているかというと「感染が収束に向かっている」という典型的な表れです
国や道庁からの「自粛」という名の「禁止」に耐えてきた効果が確実に表れているのではないかと思います
マスコミは今も執拗に「感染拡大」だと煽ってますが、実態はグラフからも分かるとおり確実に収束に向かっているので、まだ安心するには早い段階でしょうが、過度に不安にならなくても大丈夫です
まとめ
このデータの紹介も今回で4週目となりましたが、ようやくトンネルの出口が見えてくるような結果をご紹介することができました
といっても、まだ安心できるような段階ではないですが、北海道の感染状況は確実に収束に向かいつつあるはずです
今後もマスコミの過剰な煽りが続くと思いますが、このブログではデータを毎週更新してご紹介していきますので、少しでも煽り報道の中和剤になればと思います
それではまた