もぐすけです
新型コロナ 605人の感染確認 累計1000人超が死亡
道内では札幌市が発表した401人を含む計605人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
23日、新たに感染確認が発表されたのは▼札幌市で401人▼北海道で167人▼旭川市で23人▼小樽市で9人▼函館市で5人の計605人です。
▽札幌市はこれまでに感染が確認されていた60代から90代の男女計10人が、▽小樽市はこれまでに感染が確認されていた年代と性別が非公表の1人がそれぞれ亡くなったと発表しました。
これで、道内の感染者は札幌市ののべ2万1601人を含むのべ3万4581人、死亡した人は1001人となりました。
【出典:2021年5月23日付け NHK NEWS WEB】
2021年5月16日から北海道全域に緊急事態宣言が発令され、約1週間が経過しました
テレビや新聞では相変わらず感染者(PCR検査陽性者)と死亡者を強調して報道しており、その他のデータは意図的に隠していると思われるので、今回も報道では取りあげないデータをご紹介しながら感染拡大の状況を分析していきます


目次
データ分析① PCR検査の陽性者数と陽性率
今回は2021年5月24日時点で公表されている情報を基に、テレビや新聞では報道されないようなデータをご紹介しながら、感染拡大の状況を分析していきます
まずは「2021年3月以降のPCR検査数、陽性者及び陽性率」の週単位にまとめたデータをご紹介します
【北海道庁より】
週(2021年) | 検査数(人) | 陽性者数(人) | 陽性率(%) |
3.1~3.7 | 15,451 | 379 | 2.45 |
3.8~3.14 | 14,686 | 418 | 2.85 |
3.15~3.21 | 15,078 | 481 | 3.19 |
3.22~3.28 | 15,123 | 445 | 2.94 |
3.29~4.4 | 16,271 | 411 | 2.53 |
4.5~4.11 | 14,513 | 553 | 3.81 |
4.12~4.18 | 20,668 | 601 | 2.91 |
4.19~4.25 | 19,208 | 889 | 4.63 |
4.26~5.2 | 24,044 | 1,406 | 5.85 |
5.3~5.9 | 23,110 | 2,005 | 8.68 |
5.10~5.16 | 37,853 | 3,721 | 9.83 |
5.17~5.23 | 41,142 | 4,179 | 10.16 |
※ 陽性率が10%を超えると北海道の警戒ステージ「4」の判断材料となる
このデータをグラフにすると

このようになります
直近となる5.17~5.23の検査陽性者については、ご存じのとおり陽性判明までに1週間~10日間程度の時差があるため、GW終了後~緊急事態宣言前に感染したと思われる人が反映されています
5.10の週に感染者数(陽性者数)が大きく増加しましたが、これはPCR検査数が前の週と比較して約1.5倍となっていることから、それに比例して増加したのが主な要因だと考えられます
直近の5.17の週においても、検査数が前の週から1割ほど増加したことに比例して陽性者もやや増加していますが、陽性率はほぼ横ばいです
まだ「感染拡大が収束した」とは断言できませんが、陽性率の上昇カーブは明らかに緩やかになったので、拡大のピークは過ぎつつあるのかもしれません
ちなみに「陽性率が高い=市中で感染している人が多い可能性が高い」と言えるので、「陽性者数」ではなく「陽性率」を見たほうが、どれくらい感染拡大しているかのイメージを掴みやすいです
データ分析② PCR検査陽性者数と増加率
次に「PCR権者陽性者数」と「PCR検査陽性者の増加率」を見てみましょう
「PCR検査陽性者の増加率」は、テレビや新聞などでは紹介されないデータですが、感染拡大の状況を示す重要なデータとなります
【北海道庁より】
週 | 陽性者数(人) | 前週からの増加率(%) |
3.1~3.7 | 379 | 146.90 |
3.8~3.14 | 418 | 110.29 |
3.15~3.21 | 481 | 115.07 |
3.22~3.28 | 445 | 92.52 |
3.29~4.4 | 411 | 92.36 |
4.5~4.11 | 553 | 134.55 |
4.12~4.18 | 601 | 108.68 |
4.19~4.25 | 889 | 147.92 |
4.26~5.2 | 1,406 | 158.16 |
5.3~5.9 | 2,005 | 142.60 |
5.10~5.16 | 3,721 | 185.59 |
5.17~5.23 | 4,179 | 112.31 |

赤いグラフが前の週の陽性者数と比較した「PCR検査陽性者の増加率」です
「感染拡大」の状況では、この「増加率」がネズミ算的(1→2→4→8→16→32→64→128…)」に増えていきます
陽性者数ばかりを見ていると「感染拡大がどんどん進行している」と感じてしまうと思いますが、感染の拡大状況を示す「増加率」に注目してみると、直近では大幅に減少しています
5月9日から「まん延防止等重点措置」がスタートしていたので、その効果が出てきたのかもしれません
直近で感染拡大のピークを過ぎた兆候が見えてきたので、次回以降で増加率が100%を切れば、完全にピークを過ぎたといえるのではないでしょうか
まとめ
今回もテレビや新聞では報じられない「検査陽性率」、「増加率」のデータをご紹介しながら簡単に分析してみました
陽性者数の数字ばかりを見ていると、感染拡大がぜんぜん止まらない印象を受けてしまうと思いますが、ご紹介したデータを見てみると逆の印象を受けるのではないでしょうか
「陽性者数」は「PCR検査数」によって大きく左右されてしまうので、これだけを見ても感染拡大の状況はまったくわからないのですが、マスコミは「陽性者」ばかりを強調して報道します
その理由は「簡単に恐怖を煽れる → 視聴率(販売部数)を稼ぐことができるから」です
仮に今回ご紹介したデータを報道してしまうと、確実に恐怖感が薄れてしまいます
そうすると、恐怖ばかりを煽る他のテレビ局や新聞社に後れをとってしまうので、どこのマスコミも絶対に報道しません
残念ながら、NHKを除くマスコミは営利企業である以上、確実にこうなってしまいます
そう考えると、視聴者側にとってはテレビやニュース番組を見ることに何のメリットもありません
もし情報を得たいのでしたら、パソコンやスマホでインターネットを見れば、自分が欲しい情報だけにアクセスすることができます
今回ご紹介した情報もインターネットから入手した情報で、テレビや新聞には頼っていません
どうしてもテレビをつけていないと落ち着かないとしたら、決して真に受けないように気をつけてくださいね
ではまた

