もぐすけです
北海道 16日から緊急事態宣言 全道で外出自粛・時短要請
16日から北海道を対象に緊急事態宣言が出されています。道は今月31日までの期間中、全道で不要不急の外出や移動を控えるよう要請するとともに、飲食店への時短要請などを行っています。
感染の急速な拡大を受けて、16日から今月31日まで北海道を対象に緊急事態宣言が出されています。
道は期間中、全道すべての市町村で通院や食料の買い出しなどを除き、不要不急の外出や移動を控えるよう要請しています。
感染者が増えている札幌市と石狩地方、小樽市、旭川市は「特定措置区域」として、酒やカラオケ設備を提供する飲食店には休業を要請し、提供を行わない飲食店には営業を午後8時までに短縮するよう要請しています。
また、これらの区域ではショッピングセンターなど建物の床面積の合計が1000平方メートルを超える大規模な施設で、生活必需品を除いて平日は営業を午後8時まで、土日は休業とするよう要請し、道と市町村の公共施設は原則休館とします。
一方、全道のこのほかの地域では飲食店などに対し営業は午後8時まで、酒の提供は午後7時までに短縮することなどを要請しています。
【出典:2021年5月16日付け NHK NEWS WEB】
心配していたことが現実となってしまいました・・・
5月13日にPCR検査の陽性者数が過去最高の「712人」となり、それが決断のダメ押しになってしまったようです
目次
北海道の緊急事態宣言の取組内容
北海道内の感染拡大状況を分析する前に、まずは緊急事態宣言の具体的な内容をご紹介します
昨年(2020年)の緊急事態宣言とは違い、「特定措置区域」「措置区域」の2つの区域に分かれており、取組内容が少し違っています
【特定措置区域】
札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、小樽市、旭川市
【措置区域】
特定措置区域以外の市町村
〇 期間:2021年5月16日から5月31日まで
【道内共通】
〇 不要不急の外出や移動を控えるよう要請
〇 日中、週末、20時以降の外出を控えるよう要請
〇 飲食店に対し、営業は20時まで、酒の提供は19時までに短縮するよう要請
〇 建物の床面積が1000㎡を超える大規模施設へは、営業時間の短縮などを検討するよう協力依頼
〇 事業者にテレワークを促し、出勤する人の7割削減を目指す
〇 観光施設のライトアップや繁華街の屋外広告は20時以降、消灯するよう協力依頼
〇 学校では各種行事の中止や延期・縮小し、部活動は原則休止
〇 道の公共施設は原則休館
〇 市町村の公共施設は、感染状況や施設の目的を踏まえて順次、休館などを検討するよう依頼
【特定措置区域】
〇 酒やカラオケ設備を提供する飲食店への休業要請
〇 それ以外の飲食店へは営業を20時までに短縮するよう要請
〇 イベントは人数を5,000人に制限し、収容率を50%までとするよう要請
〇 高校や特別支援学校では、分散登校やオンライン学習を実施するよう要請
〇 建物の床面積が1000㎡を超える大規模施設へは、生活必需品を除いて平日は営業を20時まで、土日は休業とするよう要請
〇 道と市町村の公共施設は原則休館
時短や休業に応じた店舗に対し、次の金額を支給する方向で調整中
【道内共通(飲食店など)】
〇 中小企業へは、売上高に応じて1日あたり2.5万円から7.5万円
〇 大企業へは、売上高の減少額に応じて1日あたり最大20万円
【特定措置区域】
〇 中小企業へは、売上高に応じて1日あたり4万円から10万円
〇 大企業へは、売上高の減少額に応じて1日あたり最大20万円
〇 ショッピングセンターのような大規模な施設へは、時短や休業を行った部分の面積1000㎡ごとに1日あたり最大20万円
〇 大規模施設のテナントへは、100㎡ごとに1日あたり最大2万円
感染拡大が大きいとみられている「特定措置区域」のほうが、より強い要請内容となっています
それにしてもお店に対する協力金ですが、こんなお小遣いにもならないような金額でどうしろというのでしょうね
予算的にどうしようもないのかもしれませんが、それなら道職員と道議員全員の給料を2ヵ月分ゼロにして協力金に回せばいいのにと思います
経験談ですが、議員やほとんどの道職員は給料が2ヵ月くらい出なくても平気で生きていけますよ
6月末にはボーナスも出るから、それまで自営業者の苦しみを一緒に味わえばいいんです
もし私が知事なら迷わずやりますね
議会は絶対に許さないでしょうけど
データ分析① PCR検査の陽性者数と陽性率
ここからは、2021年5月17日時点で公表されている情報を基に、テレビや新聞には出ていないようなデータをご紹介しながら感染拡大の状況を分析していきます
まずは「2021年3月以降のPCR検査数、陽性者及び陽性率」を週単位にまとめてみました
【北海道庁より】
週(2021年) | 検査数(人) | 陽性者数(人) | 陽性率(%) |
3.1~3.7 | 15,451 | 379 | 2.45 |
3.8~3.14 | 14,686 | 418 | 2.85 |
3.15~3.21 | 15,078 | 481 | 3.19 |
3.22~3.28 | 15,123 | 445 | 2.94 |
3.29~4.4 | 16,271 | 411 | 2.53 |
4.5~4.11 | 14,513 | 553 | 3.81 |
4.12~4.18 | 20,668 | 601 | 2.91 |
4.19~4.25 | 19,208 | 889 | 4.63 |
4.26~5.2 | 24,044 | 1,406 | 5.85 |
5.3~5.9 | 23,110 | 2,005 | 8.68 |
5.10~5.16 | 37,853 | 3,721 | 9.83 |
※ 陽性率が10%を超えると北海道の警戒ステージ「4」の判断材料となる
このデータをグラフにすると

このようなグラフとなります
陽性者数がネズミ算的(指数関数的)に伸びているように見えますが、表からもわかるとおり直近のPCR検査数が前週の1.5倍以上となっているため、それに比例して陽性者数も多くなっています
「陽性者数」ではなく「陽性率」を見たほうが、どれくらい感染拡大しているかのイメージに近いと思います
データ分析② PCR検査陽性者数と増加率
次に「PCR権者陽性者数」と「PCR検査陽性者の増加率」を重ねて見てみましょう
「PCR検査陽性者の増加率」はテレビなどでは紹介されないデータですが、感染拡大の状況を示す重要なデータとなります
【北海道庁より】
週 | 陽性者数(人) | 前週からの増加率(%) |
3.1~3.7 | 379 | 146.90 |
3.8~3.14 | 418 | 110.29 |
3.15~3.21 | 481 | 115.07 |
3.22~3.28 | 445 | 92.52 |
3.29~4.4 | 411 | 92.36 |
4.5~4.11 | 553 | 134.55 |
4.12~4.18 | 601 | 108.68 |
4.19~4.25 | 889 | 147.92 |
4.26~5.2 | 1,406 | 158.16 |
5.3~5.9 | 2,005 | 142.60 |
5.10~5.16 | 3,721 | 185.59 |
赤いグラフが前の週の陽性者数と比較した「PCR検査陽性者の増加率」です
「感染爆発」の状況では、この「増加率」がネズミ算的(1→2→4→8→16→32→64→128…)」に増えていきます
ご存じのとおり、感染からPCR検査結果が出るまでは1週間~10日間程度の時差があるため、最新の陽性者数はGW後半あたりに感染した人であると推測されます
5.3の週では増加率が減少しましたが、やはりGW中の人の動きが影響してか、直近では増加に転じてしまいました
ですが増加率の推移からもわかるとおり、まだネズミ算的な伸びは示していないので、感染爆発は認められていない状況だと思います
次回以降は5.9からスタートした「まん延防止等重点措置」の対象期間に入ってきますので、再度減少に転じてくれればよいのですが・・・
まとめ
緊急事態宣言が発令され、テレビや新聞などによる煽り報道がますます酷くなっていますが、そこでは決して出されないようなデータをご紹介しながら分析してみました
私はウィルスの専門家ではないので断定したようなことは言えませんが、客観的なデータとして見てみると、また違った印象を受けるのではないかと思います
マスゴミはその日の感染者数(陽性者数)を毎日毎日報道して恐怖を煽っていますが、1日あたりの陽性者数を見ても意味がありません
その日その日で検査数が大きく違うのですから、陽性者数も大きく違って当たり前です
とにかく、テレビのワイドショーやニュース番組を見ても何の得もありません
必要以上に恐怖を煽られて精神が不安定になるだけです
どうしてもテレビをつけていないと落ち着かないとしたら、話は1割くらいで聞きながら決して真に受けないようにご注意を
ではまた

