お金の話

【お金の話⑫】自動車税の支払いの負担を軽くする3つの方法(元税務職員が解説)(2020年5月版)

こんにちは、そしてこんばんは、もぐすけです。

前回の記事で

【自動車税を支払わないままにしているとどうなるのか?】

というギモンについて解説し、最後に差し押さえを回避する方法について少しお伝えしましたが、今回はそれをもう少し深く掘り下げ

「自動車税の支払いの負担を少しでも軽くしたい・・・」

とお悩みの方に向けて、支払いの負担を軽くする3つの方法をご紹介します。

地方公務員時代に自動車税の徴収事務をしていた経験がありますので、その時の経験を含めてわかりやすくお伝えします^^

【お金の話⑪】自動車税を支払わないままにするとどうなるの?(元税務職員が解説)2020年5月版今回は「自動車税の支払いをしないまま放置しておくとどうなるんだろう?」という素朴なギモンについてざっくり解説し、その対策法もお伝えします。地方公務員時代に自動車税の徴収事務をしていた経験がありますので、その時の知識も含めてお伝えします...

自動車税の支払いを軽くする方法3選

まず最初にお伝えしたいのが、どのような方法にしても、最終的には全額を支払わなくてはならないということです。

残念ながら、自動車税はお金がなかったり収入状況が厳しいという理由では安くなったり免除されたりはしません T_T

方法① 役所へ支払いの相談をする

前回の記事でも少しお伝えしましたが、これが1番簡単な方法です。

役所に電話するのは抵抗があるかもしれませんが、昔の役所と違って今は丁寧に応対してくれる職員がほとんどのはずなので、少しだけ勇気を出して電話してみてください。

電話する際には、届いた納税通知書を手元に用意しておくとスムーズに対応してもらえます。

〇 役所へ収入や家計の状況を話し、支払い方法を相談する。

〇 支払方法は【猶予をもらう】or【分割払い】となる

〇 もちろん役所側は早く支払ってもらいたいと考えているため、支払いの猶予ではなく分割払いを勧めてくることがほとんど

〇 まとまったお金が入るまで猶予してもらいたい場合でも、延滞金の元金を少しでも減らすほうが有利なので、少額でも分割で支払ったほうがメリットが多い

〇 分割回数や1回あたりの支払額に決まりはないが、12回払いなどのあまりに多い分割にするためには、それなりの理由が必要

〇 経験上、3~5回程度の分割払いであればスムーズに応じてくれるはず

〇 支払方法は、金額が分割された納付書が送られてくるので、それを使って金融機関で支払う。(コンビニ払いに対応していない都道府県もある)

〇 都道府県によっては【納税誓約書】などの書類を書かされる場合がある

役所から収入状況や生活状況などを聞かれるケースがほとんどなので気分はよくないですが、分割にできれば毎月の負担も少なくなりますので、グッと耐えてください。

分割回数が多いほうが1回の負担は軽くなりますが、一方で延滞金の計算期間が長くなり、最終的に1,000円以上となった場合は支払わなくてはなりませんので、可能な限り分割回数は少なくしておいたほうが有利です。

方法② 徴収猶予の申請をする

あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、税金には【徴収猶予】という制度があります。

どんな制度かというと

〇 災害、病気、事業の休廃業等によって、税金を一時的に支払うことができないと認めれらた場合、支払いの猶予を受けることができる

〇 都道府県への申請が必要で、災害や病気などの事実を証明する書類や収支の状況が確認できる書類なども提出する必要がある

〇 猶予される期間は最大で1年間

〇 1年間の期間中に分割で支払うことになる

〇 延滞金は申請の理由により一部 or 全額が免除される

〇 猶予期間中は差し押さえはされない

となっており、手続きがかなり複雑で面倒な制度のため、方法①に比べてはるかに手間がかかってしまいます。

ちなみに、2020年4月30日に新型コロナウイルスの影響で収入が減った場合の特例が追加され、手続き方法などは原則的なものよりも簡単になっています。

〇 個人でも法人でも申請可能

〇 納期限が2020年2月1日~2021年1月31日までの分が対象

〇 新型コロナウイルスの影響により、2020年2月以降のどれか1月の収入が昨年の同じ月と比べて20%以上減少していればOK

〇 2020年度の自動車税で5月に納税通知書が届いた場合、申請期限は2020年6月30日まで

〇 【徴収猶予申請書】と【収入や預貯金の状況を確認できる書類】の提出が必要だが、用意するのが難しい場合は【徴収猶予申請書】のみでも可能

〇 猶予期間は最大1年間で、猶予期間中は分割払いもできるし、まとめて一括で支払うことも可能

〇 担保(有価証券や不動産など)も不要

手続きをするためには【徴収猶予申請書】という書類を提出する必要がありますが、書き方がわからない場合は役所の職員がサポートしてくれますので、【方法①】のような分割払いも厳しいという方は検討してみてはいかがでしょうか。

方法③ クレジット納税(対応している都道府県のみ)

この方法はクレジットカードを持っていて、支払先の都道府県がクレジットカード納税に対応していることが前提になるため、誰でも使える方法ではありませんがご紹介します。

〇 支払日がクレジットカードの引落日になるため、一括払いにしても納期限から1ヵ月程度の猶予ができる

〇 クレジットカードに応じた分割払いを設定できる

〇 わざわざ役所へ支払いの相談をする必要がない

〇 カードに応じたポイントを獲得できる

× 決済手数料(300円~400円程度)の負担が必要

× 分割払いにした場合、金利手数料の負担が必要

× 領収書が発行されない

△ 納税証明書も発行されないが、車検更新の際は運輸支局が納税状況を確認できるようになったので、納税証明書を提出する必要がなくなった

△ しかし、支払状況を運輸支局が確認できるまでに数日かかるため、支払ってすぐに車検の手続きをしたい場合は、金融機関やコンビニで支払って納税証明書を入手しておくのが確実

さいごに

今回は自動車税の負担を少しでも軽くする方法についてご紹介してきました。

法律上は期限内に一括で支払わなくてはならないことになっていますが、ご紹介した方法を使えば支払い時期を延ばしたり、分割で支払うこともできます。

仕事が忙しくて役所に相談する時間がない方も多いと思いますが、連絡も支払いもせずに放置しておくと差し押さえに向けた手続きがどんどん進んでしまうだけではなく、よけいな延滞金まで発生してしまいます。

ご紹介した【方法①】でしたら電話で10分もかからずに終わりますので、期限内に支払いが難しいと感じた場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてみていただければ幸いです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員の脱サラ中年「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問(略して「そぼぎ」)について情報発信しています。

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