公務員の話

【公務員の話⑧】全国の地方自治体(地方公務員)にもブルーインパルスを

こんにちは、そしてこんばんは もぐすけです。

2020年5月29日、航空自衛隊のブルーインパルスが都内の医療関係者へ向けて上空を飛行し、敬意と感謝を送っていました。

さすが自衛隊は粋なことをしますよねー。

一部では税金の無駄づかいなどの批判もあったそうですが、大臣はよく決断したと思います。

個人的には、次は国民の生活を守ってくれているスーパーやドラッグストア、そして物流関係者とライフライン関係者の方々などにも敬意と感謝を込めて飛行してほしいですね。

 

あと、他にもぜひブルーインパルスに飛んでいただきたい人たちがいます。それは

【全国の地方自治体の公務員】です。

全国の地方自治体も大変なことに

クレームや脅迫の嵐

目立たない存在ですが、いま全国の地方自治体を支えている【地方公務員】も、国からの10万円の給付金(特別定額給付金)の支給事務を巡って病院と同じくらい大変なことになっています。

千葉県警松戸署は13日、松戸市役所で包丁を所持したとして、銃刀法違反容疑で、同市の自称無職大谷剛容疑者(39)を現行犯逮捕した。市によると、同容疑者は新型コロナウイルスの感染拡大で国が1人10万円を支給する「特別定額給付金」の担当部署で「今すぐ10万円をくれ。もらえないならここで死ぬ」などと言い包丁を出した。けが人はいなかった。

 市によると、大谷容疑者は最初に生活保護の担当課を訪れ「お金がない」と相談。その後、特別定額給付金の部署で「3~4日ごはんを食べていない」などと言って金を要求、対応に当たった職員の前で刃物を出した。

【出典:2020/5/13 西日本新聞より】

特別定額給付金に関する対応を巡って区役所職員を殴ったとして、戸部署は27日、公務執行妨害の疑いで、横浜市西区久保町、無職の男(69)を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は、同日午後2時10分ごろ、横浜市西区中央の同区役所内で、職員の男性(55)の顔面を素手で数回殴打し職務を妨害した、としている。

署によると、同容疑者は同区役所を訪れ窓口で、新型コロナウイルス対策として1人10万円が支給される特別定額給付金について「戸籍筆頭者ではない自分の手元には、給付金が届かないのではないか」などと約20分に渡って質問。対応した男性職員を殴打したという。同容疑者は飲酒しており、「触れて押しただけ」と否認しているという。

【出典:2020/5/27 神奈川新聞より】

新型コロナウイルス対策で一律10万円を支給する「特別定額給付金」の説明に訪れた茨城県古河市職員に対し、刃物を示して脅迫したとして、古河署は28日、同市中田、無職、坂輪清彦容疑者(47)を銃刀法違反と職務強要の疑いで逮捕した。容疑を否認している。

逮捕容疑は、25日午後1時35分ごろ、容疑者方を訪問した市職員(44)に対し、右手に果物ナイフ、左手にはさみを持ちながら「給付金を早く持ってこい」と怒鳴って脅迫したとしている。職員にけがはなかった。

署と市によると、坂輪容疑者は一人暮らし。容疑者は同日午前中に市役所を訪れ、「給付金を申請している。早く支給してくれ」と求めたため、午後に市職員が改めて説明に向かったところ、坂輪容疑者がナイフとはさみを持って出てきたという。

【出典:2020/5/29 毎日新聞より】

もう何でもアリの世紀末のようなことが起きています。

他にも問い合わせやクレームなどで窓口を訪れる住民の方々が後を絶たないそうで、対応する職員は濃厚接触しまくりです。

金額が大きいので生活費にするために早くほしいと思う気持ちはわかるのですが、クレームを言ってもその場でもらえるわけじゃないし、窓口対応が増えるほど支給事務の遅れにもつながるから、もう少し大人になって落ち着いて行動してほしいのですが・・・

私も公務員時代に窓口対応の仕事をしていたことがありますが、クレームで窓口に来る方の多くは怒りゲージMAXの状態で聞く耳を家に置いて来るので、まともに話を聞いてもらうまでの時間が本当に長いんですよね・・・

そして至近距離でものすごい勢いで怒鳴られるので、相手のツバもたくさんかかります。

いくらマスクを付けていたとしても、対応する職員は感染の恐怖に震え上がっているに違いありません。

2重給付の恐怖との闘い

一方で、国が見切り発車的に中途半端な状態で導入したオンライン申請のせいで2重給付が多発しており、パニック状態に陥っている市町村もあります。

オンライン申請なのになんでそんなことが起こるのか信じられないかもしれませんが、1番多いパターンは

【オンライン申請 → 後で届いた郵送用の書類も提出 → 2重給付】

が多いそうです。

全国の都道府県や市町村には【住民基本台帳システム】というものが設置されていて、住民の世帯情報などが細かく記録されています。

本来はそのシステムとマイナンバーカードのシステムが連携し、申請内容や2重給付の自動チェックをすべきなのですが、何も連携していないため職員の目で1件1件確認しているそうです。

また、規模の小さな役所では普段デスクワークが少ない職員も総動員で業務に当たっているため、不慣れな書類チェックや職員間の連携不足も2重給付の原因になっているようです。

間違った市町村も悪いのですが、1番の悪者は中途半端な状態でカッコつけてオンライン申請を導入した政府であるといえます。

マイナンバーカードの普及率が2割に満たないうえに、少し検証すれば2重給付を誘発する可能性があることもわかるんですから、最初から郵送のみにしておけばよかったんですよ。

2009年の定額給付金(1万2千円)の時は窓口or郵送申請だったので少しはIT技術が進化したのを見せたかったのでしょうが、10年以上たっても国のIT技術はなにも進化していないことが露呈されてしまいましたね。

さいごに

このように、医療関係者や生活を支えている方々はもちろんですが、全国の自治体職員も感染の恐怖に怯えながら、早く給付金がほしい住民と全く頼りにならない国との間で日々奮闘しています。

残念ながら彼らのためにブルーインパルスが飛ぶことは絶対にないと思いますが、もし給付金の申請書がなかなか届かなくてイライラしていたとしたら、少しだけ優しい心で届くのを待っていただけたらと思います^^

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
もぐすけ
元地方公務員&投資診断士の脱サラ中年 「もぐすけ」です。 誰もが思いそうな素朴な疑問 (略して「そぼぎ」) について情報発信しています。

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